言語をとりあげることで征服は完成する。
ペンは剣より強しを検証した感じ。
人が文字を記録のためでなく、
想像の産物である物語を紡ぎ出した時
想像の産物はテキストとして独り歩きする。
なかなか奥が深い本で、ここで表層的なことしか書けない。
つまり、トロイア戦争の物語を再現していた。
ギリシャ人は外国語を学ぼうとせず、
言語上の征服においてホメロスがテキストとして役立った。
共通ギリシャ語というコミュニケーション手段と
アッティコインという共通通貨を流通させ、インフラを提供した。
そして、アルファベット革命も進展し、
エジプトのシュメールの楔形文字、マヤの絵文字、ヒエログリフをはじめとして
アルファベットでない文字体系は駆逐され
現在、あらがっているのは東アジアだけである。
ソクラテスは書かれた言葉に対して質問しても答えは返ってこないと
書き残すことを否定した。
弟子のプラトンは、それを受けて、師との会話でのやりとりを
そのまま残すことで、書き残すことを肯定した。
ヤハウェが世界を創造したとき、異教徒のギリシャ語は使っていない。
ホメロスの六歩格の旋律を表現するための文字を使って十戒を刻むことはできない。
→そう翻訳ってこれが難しい。
源氏物語は宮廷暮らしの指南書
アレクサンドロスだという仮説は面白い。
インカ人は文字をもっていなかったが、マヤ人は文字を持っていた。
→キープという結び目はもっていた
マヤ人はスペイン人の紙とは違った本の製法を持っていた。
そして、スペイン人から自分たちの文化を守るために
ポポル・ヴフ(協議の書)というスペイン式の紙と本、
ラテン文字のアルファベットを使って自分たちの文化を保存した。
アンナ・アフマートヴァ「レクイエム」
https://jp.rbth.com/arts/79528-requiem
ハリーポッターの節は不自然で不要な気がする。
ネタバレまでしているし。