akon2.00βのよっぱらいの戯言

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ユーザはなぜ仕様をきめられないか その2

ユーザは正常処理については語れるけど、例外をもれなく語ることはできない。前回の話と矛盾するが、ユーザは業務を知っていても語れないのである。正常処理を「晴れた日のシナリオ」というのに対して、例外処理を「雨の日のシナリオ」というのだそうだが、「雨の日のシナリオ」について問えば、小雨や大雨のシナリオについて答えてくれることもあっても、例外中の例外、つまり、雪のあまり降らない土地では、こちらから、「雪の日のシナリオ」について問わなければならないだろうし、雨の日とを聞いて地震について答えるなどはなおさら無理であろう。
#このときに、隕石のシナリオなどを問うから話がへんなほうこうにいってしまう。
実は例外処理をかなり知っているけど、問われるまで思い出せないものなのである。これがヒアリングの価値であり、ノウハウである。したがって、要件定義をユーザに任せてはならない。「あなたの知っていることを全部述べなさい」といわれてできる人がいたらすごいと思う。