akon2.00βのよっぱらいの戯言

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壺売りでなく普通の商売の話

商売は営業に始まって、営業に終わると考えている。いいかえると、仕事をとってきて、お金をもらって、一段落(世の中には、仕事をとらなくてもお金を持ってくるという荒技師もいるが、これはこれでやってみるとあとあと大変)。このあたりの職種による、棲み分けみたいなことについて書いてあるのがThe Manager Pool(ISBN:0201725835)。このスタンスが元豆蔵のすずきたかひろと大きく異なってしまった点でもある。その結果、お金持ちになったのは、彼なので彼の考えの方が正しかったのかもしれない。
で、私のところに「会社を作りたい、作ったから、手伝って」という仕事?がくる。技術屋さんには、上述のことを考えて「考え直したら」と言うことにしている。「あなたの技術力を私は認めますが、それを客にどうやって伝える気ですか」といって、壺売師としては、「鑑定書」を発行したりするわけだが、技術があると仕事がついてくると本気で信じているのはびっくりである。「そんなに技術に自信があるならば、キラーアプリを作りなさい」と言うことにしている。多くの場合、そのアイディアを聞くと既知ものでしかなく、それを独創的と思っているから、その技術力もしれたものだと思っている。
そういえば、最近オフィスに「携帯用太陽電池式充電器」の販売先を紹介してくれと来た方がいたのですが、「数年前にオートバックスで買いましたよ。一万円なんてそんな馬鹿高くないですよ」と答えたら蒼くなっていました。なんで、市場を調査せずに独創的なものはないと胸を張れるのか不思議でなりません。