道具

道具は使い手に依存すると昨日書いた。いろいろな道具から最適なものを選ぶのも能力。いろいろな道具の使い方を習得するのも能力。習得の度合いを勘案したうえで、最適なものを選択しなければならないので、いろいろな道具を使いこなすのはたいへんである。ある特定の道具を極めたい人もいるであろう。品揃えとしてつまみ食い的に道具をそろえたい人もいるであろう。その道具は使ってはいけないといわれても簡単に手放せない人もいるであろう。よくいわれるように何でもできるは何にもできないのと同義なので、汎用的な道具は使いにくい。汎用コンピュータとはよくいったものだ。問題は、道具を持っているとついつい目的とは違っていても使ってみたくなってしまうことである。新たな知見を生むこともあるが場合によってはとても危険である。