タイトルこそ「はじめての業務分析」となっているが、サブタイトルにある「UMLを使ったコンポーネントモデリングの基本と実践」が主題である。これだけであったならば、さしてとりあげる必要もないのだが、プロセスが興味深かった。本題の業務分析については「コンサルティング会社の一般的な手法」に基づいているそうなので門外漢は口を挟むのを止めます。
で、プロセスだが、アクティビティ図からユースケースを抽出してユースケースからコンポーネントをあぶりだすそうだ(業務をコンポーネントに分割すると表現している)。でコンポーネントの詳細は、シナリオ(ユースケース記述)であらわし、シナリオからオブジェクト図をつくって抽象化してクラス図とする。こうすると、結果としてコンポーネントごとにクラス図ができる。