業務アプリケーションは大きくデータアクセスアプリケーションとロングタームトランザクションアプリケーションに大別できる。
データアクセスアプリケーションとはマスタメンテナンスアプリケーションなどのデータベースにデータを格納するオーバーロングタームなアプリケーションである。言い換えれば、ショートタームトランザクションを組合せものである。
ショートタームトランザクションとは、くーすでいうところのステートレスな単位である。つまり、くーすとは、業務アプリケーションをマスタメンテナンスアプリケーションとして扱う方法論である。なお、リアルタイムの時間の単位について定義されていないようなので、ロングタームについてもあえて定義しないでおく。また、ショートタームトランザクションアプリケーションとしないで、データアクセスアプリケーションとしているのは、ショートタームトランザクション自体をデータベースに格納している実働システムがあるからである（これをショートタームトランザクションアプリケーションと呼ぶべきだと考えているから）。
他方、ロングタームトランザクションアプリケーションについてはジャーナルを生成するならば、データアクセスアプリケーションと変わらないという指摘もあり少し存在意義について揺らいでいる。
というわけで、どうしたら、業務アプリケーションをマスタメンテナンスアプリケーションとして扱えるについて注力した方がよいかもと思うこのごろ。
