akon2.00βのよっぱらいの戯言

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なぜ常駐サービスが多いか

To: id:m_pixyさんへ
アップストリームから参画すれば受託できると思っていたら、アップストリームって常駐だった。パッケージベンダになるしかないのか。

  • 受託は受注しにくい。

エンドユーザは自分たちの目の届くところで開発してほしい。まだXPを逆手にとって「ほらオンサイト開発っていうでしょ。いっしょにやりましょうよ」と言われたことはないが、持ち帰って作業することに対する不信感はある。信用を得るため、しばらくお客さんとやって、要件が固まったら持ち帰らさせていただく。これは結構骨が折れるがひとつのパターン。
しかし、大手でなければ間に仲介会社が入っている場合が多いので、交渉の余地がない。なんで間に会社が入っているかというと、受託でものが完成するまでお代をいただけないとなると、キャッシュフローがかなり大変。これもまた部分検収をあげてもらったりしてやりくりはできる。
一番大きいのは営業力。ものは作るよりも売るのが大変なんです。仕事がもらえなければどんな技術を持っていてもご飯は食べられないのです。つまり、仕事をとってこれることを約束できるならば、受託でいけない理由は減る。でも、取ってきた仕事を完成させるために、外注を雇って、自社に常駐させることになってしまうんだよね。小さな会社ならば、ひとつプロジェクトがこけたら会社がこけてしまいます。

  • 常駐だと人を物として扱え管理しやすい

技術を知らない箱売り営業でも営業できる。しかも成果に対して責任を負わないので企業としてはリスクが少ない。研究投資がいらない。毎月決まったお代をいただける。金儲けという意味では常駐を選ぶでしょう。オフィス代がいらないんですよ。でも、もっと儲けようとすると受託なんですね。しかし、受託だと有償な人材を雇用としないとならないのですが、当然ながら優秀な人材は高給なんですね。このあたりのジレンマに悩まされながら、私の関係している会社は受託を取りに行きながら結果としては常駐に甘んじています。

でもねでもね。くーす的開発が広まると袋張り的内職開発になってしまうので、常駐するのは、業務分析と現地調整なんて日が来てしまう。
似たような規模で受託で儲かっているところをリストアップしてみるとよいかもしれない。