akon2.00βのよっぱらいの戯言

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学術博士

旧文部省の見解ではPh.D.。日本では、博士の大量生産をねらい、90年代の後半に、この学位を発行し始める。従来、国立大学では旧帝大以外は医学部を除き学位を発行できなかった。このため、旧帝大以外の出身者は、旧帝大に学位を取りに行っていました。これによって、旧帝大はその他の大学を支配していました。つまり、いずれかの大学も旧帝大で学位を取ったものしか教授になれない。
このような戦前の体質をせめて、昭和後期くらいに改めようと、旧帝大以外でも学位を発行できるようにしました。昭和後期くらいというのは私の理解なんですが、なぜかというと、旧一期校、旧二期校という括りを存在させたからです。つまり、学際という名で、旧一期校は各学部を統合、旧二期校は数校が統合すれば発行できるという括りにしました。このくくりは、蔵書数とか研究業績からみてきめたようです。
また、従来の工学博士などからの質的低下の批判を浴びないように、従来の学位は年に数人みたいな内規を設けているようです。つまり、諸外国で工学博士よりも学術博士のほうがとりにくい(意味的には博士のなかの博士)なんですが、日本では逆の意味に使っている。