■問題■
朝会で、いつも小さい声で発言をしているA君に、なんとかもっと大きい声で発
言して欲しいと思っている。しかし、「もっと大きな声でお願いします」とお
願いしても、改善される様子がない。
このときの正しい対策を選択せよ。(1)プロジェクトから外す
(2)「大きな声を出したらお菓子をあげる」等のインセンティブをちらつか
せる
(3)「小さな声ならばお菓子禁止」等の罰則ををちらつかせる
(4)A君が発言する番になったら、輪を小さくして全員でA君の顔に耳を
近づける■解説■
朝会は、その日の仕事をスタートさせる大事な儀式です。ここで、気持ちが暗
くなってしまってはモチベーションもあがりません。ぜひとも、元気よく行い
たいものです。
(1)誤り。これは最終手段です。短絡的に、このような手段をとるのは避けま
しょう。
(2)誤り。アメでつるのも一つの手ですが、人間はすぐに慣れてしまって、よ
り大きなインセンティブを求めるようになってしまいます。
(3)誤り。さほど苦痛ではない罰則だと、その罰則を受け入れてしまい、改善
につながらない場合があります。より苦痛な罰則も考えられますが、人道
上、避けるべきでしょう。
(4)正解。相手が変わらないならば、自分を変えるという姿勢が大事です。
「相手が変わらないならば、自分を変えるという姿勢が大事」というのは理解できました。でも、これって、プロジェクト内の意思疎通の改善にはなっても「A君に、なんとかもっと大きい声で発言して欲しい」という当初の問題の解決にはなっていないと思う。A君はますますおびえて、小さな声で話すかもしれない。みんなが対処してくれるんだと甘えてしまうかも知れません。コーチいかがなものでしょうか。エイプリルフール?