akon2.00βのよっぱらいの戯言

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ソフトウェア開発へのSWEBOKの適用

ソフトウェア開発へのSWEBOKの適用やっとアマゾンに並んだようです。すでに入手してしまいましたが、この手のタイムラグはアマゾンのビジネス上、問題にならないのかなぁ。
この本って書き下ろしだったんですね。というか、ソフトウェアエンジニアリング基礎知識体系―SWEBOK(ISBN:4274946762)の改訂版(SWEBOK2004対応版)がでるらしい。というか、そのつもりで買ったのだか、書き下ろしが先に出たので買ってしまったというのが事実かな。

さて、本の内容については別途日を改めて書きますが、この本は日本の実情に照らし合わせた解説書という切り口「らしい」。よく整理されていて基本的知識の学習によいでしょう。著者の立場からするとやむをえないことですが、堅苦しい本です。でも、経産省EAにSWEBOKをマッピングしているのでわかりやすく、使いやすそうです。必要に応じてPMBOKを引用してきているところもいいでね。ちょっと気に入ったので一気に読んでしまいました。なにが気に入ったかは秘密/gain

さて、SWEBOKの知名度ですがPMBOKと比べるとはるかに低いでしょう。これは効果の即効性の違いだと思っています。PMBOKを適用するとPMは仕事がしやすくなります。ところが、SWEBOKは知識体系なので、これ知ってすぐに仕事に生かせるわけではないのです。しかも、知識体系が日本の実情にそぐわないのです。ここの知識は知っておくべきことだと思うのですが、SWEBOKの売りは体系立った知識なのに、その体系が実情にそぐわないのは普及を阻害するでしょう。この本も努力しているのですが、要求→設計→構築というプロセスで、設計がアーキテクチャ設計と詳細設計といわれると困ります。アーキテクチャ設計が基本(外部)設計と等価ならいいんですが、そうとはいいがたい・・・