滞っていた書評が終わったのでついでにここに書いておきます。というか、こっちが下書きだったりする。
とかく、メインフレーム v.s. Unix、SA/SD .vs. OOA/OOD、ウォータフォール v.s. アジャイルと新しいものがでてくると旧来のものとの対局の構図に待ってきて、白黒つけようとするきらいがある。SWEBOKもしかり。使えると思ったところだけ使えばいいし、いやだったら使わなければよい。
本書は従来型開発を計画駆動型開発と定義した上で(ここが好きです、まぁそうしないと著者の提唱したスパイラルモデルも従来型開発にひっくるめれちゃうからのような気もしますが)、「アジャイル」と「規律」のバランスをリスクの観点からとりましょうという書籍です。そして、リスク分析の仕方について述べている。ここまで、納得だしすばらしい。
でも、問題は、リスク分析の予算を取っていないプロジェクトがあまりに多いことではないかと思う。