akon2.00βのよっぱらいの戯言

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開発「だけ」なら何も問題はない。ゼネコンがゼネコンできないことが問題

このところ、繰言が多いがご容赦いただきたい。開発だけならば、ゼネコンがゼネコンとして、デスマなどおこらずに安泰に暮らしていけた。ご承知のように要件定義ができないのである(だからビジネスになっているともいえる)。したがって、ゼネコンが丸投げすると、痛い目にあっているわけである。しかも、開発のマーケットは、オフシュアなり、そして自動化と血の海であり、おまけにおきまりの仕様変更の嵐まで吹き荒れる。
#ライバルがいないときは要注意。顧客に与信がないとかあぶな系とかいわくつきだったりする。
というわけで、SIerは要件定義ができる能力があることが必要であり、かつ、戦略的提案もしていただきたいものだが・・・・無理なようなのでコンサルに頼むこととなる。ここで、SIerアーキテクチャリングなりマネジメント会社として機能しなければキャッシュバッファとしてしか存在意義がなくなってしまう。そもそも、要件定義も運用もできなかったら、システムインテグレータではなく、ソフトウェア開発会社だ。
久しぶりにユーザ側に立って思うことは、SIer側にいるよりもベンダから情報が豊富に入手できるということだ。つまり、ユーザと思ってはいけなくて、ベンダの代理と思わないとならない。なので技術論を云々されても、そんなことはベンダさんざん聞かされているので、食指は動かない。むしろ、「安い早いうまい」をROIで示してほしい。逆にROIを示すことができないとなると、SIerの提案力を疑ってしまうのである。以前述べたように、単に「安い」からといって注文することはないのである。「安い」ということは、スキルが低いとかな、なにかの理由があるので、むしろ、警戒するのである。
また、システムの導入は今の仕事を楽にしてくれることは理解している。しかし、今の仕事を放置してまでして、要件定義する時間は捻出しない。残業を減らすシステムの導入のために残業するというのは本末転倒でしょ。時間がとれないから、SIerに依頼するのである。つまり、時間を買っているのである。もちろん、as-isとto-beがないとROIは出せないので、ヒアリングする時間は捻出する。しかし、要件定義する時間は捻出できない。