「モデリングを上達したいなら、プログラミングしろ、Ruby on Railsはオススメ」という、ITアーキテクトの要求開発力向上作戦の記事にまだ、納得いかないのでからんでみるわけだが、なにもしないより、いいって程度のものじゃないかな。もちろん、理想論を語っていけばいろいろでてくるでしょうが、
よいお手本で練習しなさいということが、伝言ゲームで「よい」が欠落して、こんな飛躍した主張になっているのかな。
#孫引きなり経験則の怖いところ
初心者は良し悪しが判断つかないのだから、よいお手本を「与えない」ならない。この意味で、Smalltalkは偉大な先生だ。ソースコード自体もよいお手本だが、それぞれにすべてではないけど、実行可能なサンプルコードがついている。Unixのカーネル(ソースコードなら何でもいいわけではない)を読むように、言語の仕組みがたどれて、学習できる。筆者ははやりだから、Ruby on Railsをあげたのだろうが記事の趣旨からいったら、Smalltalkだよ。なにをいまさら、Smalltalkなんだといわれるかもしれないが、そもそも筆者自身がいろいろ試したらいいといっているのだからSmalltalkだ。もちろん、Ruby on RailsはRuby on Railsだし、SmalltalkはSmalltalkだ。
#奇しくも両者とも動的言語だ。
でも、記事のコンテキストから考えて唐突。
そして、試せるなら試した方がいい。使い「こなせる」道具は多いほど良い。でも、トイプログラムより本物がいいし、失敗の方が学ぶことが多い。うっ結局、OJTか・・・
ヒューマンスキル系教育の極意(講義質問回答集 言葉と表現 より)
、「システム思考とは」「論理思考とは」という知識があっても、それを「いつどういうときにどうやって使うのか」が身についていないと意味がない。これを「無用の長物」という。漬物名人の婆ちゃんのもっているノウハウが貴重なのであって、婆ちゃんはレシピなんぞもっていない。材料を目の前に置くと、手足が自然と動く仕掛けになっている。
ここで、重要なことは、「身についていないと意味がない」ということである。なにもしないよりしたほうがいい場合もあれば、なにもしない方がいいこともある。「身につける」ためには、意識をもって行動しないと意味がないということは、伝えたかったのか。
#ということで、納得してみる