akon2.00βのよっぱらいの戯言

色しょく是食、食しょく是色

いつもポケットにショパンを

悪い知らせの使者を“斬る”上司 より

教科書的にいえば、確かデミング博士の指導だと記憶しているが、“悪い知らせの使者”を殺さない組織風土を醸成することが大切だと書かれている。それはその通りなのだが、一流のコンサルティングファームの経営者でもできないことを、良い方法論抜きに「そうすべきだ」といっても袋小路である。
1つ、方法論としては、西岡郁夫氏がインテルの日本法人の経営をされていたころの方法で、「あなたの」という代名詞を「その」に置き換えて議論するというのが思い浮かぶ。「あなたの意見には反対です」「あなたの行動に対して強い反対が起きています」という代わりに、「その意見には反対です」「その行動に対して強い反対が起きています」と言い換えた方が、相手は冷静に議論に乗りやすいというのである。

なるほど。

所詮は「強い批判に心から感謝する上司」など、数えるほどしか存在しない。それでも恨まれるのを承知で行動するならば、いつかはその場所を去る方が、お互いに良い結果を生むことになると思うか
らである。

御意。組織のために良かれと思って諫言し、組織(上司)に切られる忠臣が報われるとは限らない。報いを求めないから忠臣なのかもしれない。「悪い知らせの使者」を殺す組織風土では生きていけないので、忠臣あろうがなかろうが、自分の主義を貫くためには、ポケットに退職届を秘めておくしかない。最近は、営業を他人に依頼しているので、この伝統の宝刀を気安く抜くわけには行かないが、オプションを持っておくことは精神安定上よろしい。