akon2.00βのよっぱらいの戯言

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小説のネタその2

「そんな人はドラマのなかだけだと思っていた」というネタなので多くの人に語っていますが、最初の会社のラストボスは、パワーゲームしか考えていませんでした。すでに書いているのかも知れませんが引き止める言葉は「俺は社長になるから、俺についてくれば役員になれるのに」でした。一部上場企業の社長なんて「そんなもんじゃないでしょ」と誰でもわかると思うのですが、結局、子会社(一応上場企業)の社長になったものの(これはこれですごいかも)、本社には帰れていません。
なにがドラマ的かといえば、経理なり社長室に回った稟議が「技術的に適切かどうか検証してやる」といって、ライバルたちの稟議をかたっぱしからつぶしたり、期末には恒例になっている売り上げ計上の次年度回しを自分だけはしないで置いて、「売り上げ計上を操作している」とちくりライバルを蹴落とすなどというチープな戦術を実践していったことです。
彼は火消しの方法なんて極悪です。各プロジェクトから優秀な人を社長名で集めます。まぁとりあえず、火は消えます。つぎに当然、引き抜いた先のプロジェクトも火を吹きますから、そこを順次、火を消していくというものです。彼は突撃命令を下すだけですから、やけどすることもなく、火が消えるまで、他のプロジェクトから人を抜き続けるので、かならず、火は消えるのです。