akon2.00βのよっぱらいの戯言

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人を動かす

人を動かす 新装版 。なんて不遜なタイトルでしょう。ちなみに原題はhow to win friends and influence peopleです。
#という書き方に本書を読んだ影響が出ています(批判するな)。
聖書の次に読まれているという、キャッチーなタイトルに、乗せられて読みました(ちなみに聖書は60億とも3880億ともいわれている)。このようなタイトルの自己啓発書なんて買わないので、キャッチコピーとしては成功ですね。
内容的には、目新しいものが書いてあるわけではなく(聖書なので当然ですね)、しかも、成功事例をあげているだけなんでしょうが、自分のセミナー参加者の成功談を述べて、セミナーを宣伝しています。
と、以前の私でしたら、ネガティブに書き連ねていると思いますが、この本に感化されると、ちょっと書きっぷりが変わります。
私的には、心に刺さるものがありました(心からほめる)。百代の過客的な日本人の道徳観にあっているので、書いてあることは、それぞれ腑に落ちます。日本的ではないなと思うのは、「人に親切にするには、下心があるからだ」と
#正確には文言が違うかも
日本人ならあいまいにするところを明言してしまうことかな。以下に私の備忘の為に、目次を並べますが、本文を読まないとなんのとやら、わからないと思います。

◆人を動かす3原則
・盗人にも五分の理を認める。
批判も非難もしない。苦情も言わない
・重要感を持たせる。
率直で、誠実な評価を与える
・人の立場に身を置く。
強い要求を起こさせる

◆人に好かれる6原則
・誠実な関心を寄せる。
・笑顔を忘れない。
・名前を覚える。
名前は、当人にとって、もっとも快い。もっともたいせつなひびきを持つ言葉であることを忘れな
い。
・聞き手にまわる。
・関心のありかを見ぬく。
相手の関心を見抜いて話題にする
・心からほめる。
重要感を与える---誠意を込めて

◆人を説得する12原則
・議論をさける。
議論に勝つ唯一の方法として、議論を避ける
・誤りを指摘しない。
相手の意見に敬意を払い、誤りを指摘しない
・誤りを認める。
自分の誤りをただちにこころよく認める
・おだやかに話す。
・“イエス”と答えられる問題を選ぶ。
相手が即座に“イエス”と答えられる問題を選ぶ。
・しゃべらせる。
相手にしゃべらせる。
・思いつかせる。
相手に思いつかせる。
・人の身になる。
・同情を持つ。
相手の感化絵や希望に対して同情を持つ
・美しい心情に呼びかける。
人の美しい心情に呼びかける
・演出を考える。
・対抗意識を刺激する。

◆人を変える9原則
・まずほめる。
・遠まわしに注意を与える。
・自分のあやまちを話す。
まず自分の誤りを話したあと相手に注意する。
・命令をしない。
命令をせず、意見を求める
・顔をつぶさない。
顔を立てる
・わずかなことでもほめる。
わずかなことでも惜しみなく心からほめる。
・期待をかける。
・激励する。
激励して、能力に自信を持たせる
・喜んで協力させる。

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目次だけを見れば、経営理念と社是とかを社員に念仏のように唱えさせている経営者と同じに、思えますが、大切なのは美辞麗句ではなく、その意味を自分のものにできるかなので、興味をもたれた方は、本文を読まれることをお勧めします(心より褒めよ)。

ちなみに、著者のDale Carnegieと、鉄鋼王のAndrew Carnegieとは血縁関係はないそうです(とはいえ、ナポレオン・ヒルにプログラム開発を依頼していたりする)。