ハーズバーグによると、
不快を回避する欲求(生命の喪失、飢え、痛み、性的欠乏などの回避、その他の一次的動因、およびこれらの基本的動因に付着するようになった無数の学習的恐れ」など、動物的素質からくる人間性)と、精神的に成長し自己実現を求める欲求(継続的な精神的成長によって自らの潜在能力を現実化しようとする脅迫的人間衝動」と説明される人間性)とは全く異質なもので、両者の欲求は全く別個の要素により充足される。
だそうです。
そして、ハーズバーグは、
不快回避欲求を充足しても、人間は不満足感が減少するだけで、積極的満足感を増加させることはなく、また、自己実現欲求を十分に充足すれば、積極的満足感を増加できるが、たとえ、この欲求を充足できなくても積極的満足感が減少するだけで必ずしも不満足感が増加するわけではない。
つまり、不快回避欲求を充足させる要因は、不満足感の増減にだけ関係し、自己実現欲求を充足させる要因は、積極的満足感の増減にのみ関係するので、不快回避欲求を充足させる要因が積極的満足感に効果を及ぼしたり、あるいはその逆に積極的満足感を充足させる要因が不快回避欲求の効果をもたらすことはあり得ないという。
仮説を立てています。つまり、精神的成長ないし自己実現欲求充足の場を与えると気持ちよく働くということらしい。