akon2.00βのよっぱらいの戯言

色しょく是食、食しょく是色 当サイトではアフィリエイトプログラムを利用して商品を紹介しています。

新幹線が関ケ原で遅れる理由について調べてみた

遅れる理由は、雪害なのは自明なのですが、豪雪地帯を通る上越新幹線で雪害による運休ってあまり聞かないで簡単には納得できません。
上越新幹線では、東海道新幹線の反省を生かして、スプリンクラーで、雪を洗い流しているのですが、関ヶ原のあたりは、線路の下の土台が盛土なので、スプリンクラーで水をまくと、盛土が崩れる恐れがあるらしい。なんで、盛り土なのかといえば、当時はコンクリートの技術が未熟だったらしい。つまり、解決策は現在ではあるようです。
なんで、そもそも雪が降ることのわかっている関ヶ原を通ることになったのか。当初は名古屋-京都間は、名古屋から鈴鹿山脈にトンネルを掘って滋賀県に出る予定だったらしい。が、当時のトンネル掘削技術では東京オリンピック開催前までにトンネルを完成できないと判断した。政治的に岐阜県に新幹線を走らせたかったという意向もあったらしい。そして、関ヶ原を通ることになったために、わざわざ遠回りをしたうえで、急坂を登ることになった。当然、関ヶ原で雪が降るのは分かっていたわけですが、バリバリ馬力で走れると思ってしまった。
ところが、床下にこびりついた雪が、溶けて線路に落下する。落下した雪が線路に敷いてある石を弾き飛ばして、床下に直撃したり線路外に飛び出したりする。この被害を防ぐために徐行運転をして、遅れるわけです。
なんで、こんな被害がでるかが気がつかなかったというと、試験運転を雪の降らない神奈川でやっていたからだそうです。耳の痛い話です。