akon2.00βのよっぱらいの戯言

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日本の大和言葉を美しく話す こころが通じる和の表現

日本の大和言葉を美しく話す―こころが通じる和の表現
大和言葉を使う会」みたいなのはないのかなぁ。
「感動する」という「漢語」+「する」より、「胸に迫る」という大和言葉の方が美しく感じませんかという書籍。
大和はダイワ(音読み)より、やまと(訓読み)がいいですね(でも、大は、ヤマとは読まないし、和はトとも読まない)。つまり、音読み(大陸から伝来した通りに読む)より、訓読み(漢字にもともと使っていた日本の読みをあてはめる)がいい。英語でたとえると、dogを犬と読むのが雅ですね。
「よみ」という言葉があり、これと同じ意味の漢字「黄泉」をあてはめて、「よみ」と読ませることにしたみたいな感じ。

そういえば、 重箱読み湯桶読みとか最近聞きませんね。そもそもも湯桶自体が使われないですね。でも、万葉仮名に戻りたいわけではないです。
ちなみに、図書館に5月に予約していたのに、いまごろ、回ってくるくらいな
超人気図書です。

ちなみに、気がついていた方がどれだけいらしたのかわかりませんが、私の訳語の選択は、文章を短くするために意識して熟語、つまり、漢語を選択していました。技術書なのでこれはこれでいいのですが、ちょっと後悔しています。
「できることがある」的な冗長な表現は嫌いです。
また、文体をやさしくするために、文意を誤解されない範囲で、ひらいています。これをつきつめていけば、美しい大和言葉で、表現できたかも。
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目次

■語らい
このうえなく、いたく、こよなく、お買い被りを、おからかいを、お戯れはもうそれぐらいで、恐れ入ります、楽しゅうございました、嬉しゅうございます

■もてなし
ようこそお運びいただきました、お待ちしていました、お上がりください、こゆるりと、お心置きなく、お口に合いますかどうか、ほんのお口汚しですが、

どうぞお付き合いください、お言葉を賜る、今宵、言祝ぐ
■手紙
日ましに春めくこのごろ、夏も早たけなわ、秋まさにたけなわ、此処彼処に春の兆しが覗くこのごろ、ひとかたならぬ、日ごろは何かと、お心にかけていただく、
お引き立ていただく、幾重にも、お汲みとりください、御身体をお厭いください、くれぐれも御身おいたわりください

■言挙げ
いみじくも、まさしく、つまるところ、いやがうえにも、むべなるかな、あまつさえ、いささか、たまさかに、惜しむらくは、なかんずく、よしんば、
言わずもがな、

■言伝
しばしお待ちを、概ね、、あらまし、続けざまで、遅ればせながら、いましがた、思いのほか、鑑みて、私事ですが、お手すきの際に、ゆるがせにしません
心待ちにしています

■恋
心を寄せる人、思い初める、馴れ初め、憎からず思う、相思い、片恋、片恋づま、したもい、契りを結ぶ、逢瀬、心移り、焦がれ泣き
■交じらい
誼を結ぶ、とっつきが悪い、しっくりいかない、心やすい間柄、相合いにする、お催合いで、手を携える、心を同じくする、敷居が高い、とりなす、とりもつ、折り合う

■装い
目もあや、着映えがする、垢抜けている、こざっぱり、お召し替え、誂え、出来合い、さら、口紅を差す、眉根、眉尻、おめかし

■住まい
門口で、上がり口、引き戸、扉、湯船、厠、厨、床をとる、寝間
■味わい
下ごしらえ、腕によりをかける、煮炊き、とろ火、上置き、木の芽、はじかみ、煮凝り、足が速い、くどくない、得も言われぬ、余さずいただく

■眺め
名にし負う、海辺、凪ぐ、舫う、山あいの里、山の端、杣山、峰々、きざはし、甍の波、迫り持ち、入り合いの鐘

■学び
そらんじる、綴る、下読み、おさらい、いくさば、旗揚げ、旗色、しんがり、いさお、雛形、かさ、いびつ
■遊び
振り出し、のるかそるか、お手合わせを願います、読み誤る、筋がいい、玄人裸足、手だれ、ほんの手慰み、触りを一節、節回し、聞かせる、声色

■そぞろ歩き
足の赴くまま、道すがら、橋涼み、辻、袋小路、葛折り、道標、しもたや、盛り場、人だかり、人いきれ
■あめつち
日和、雲足が速い、霧が立ちこめる、篠突く雨、月が冴える、上り月、鼓星、星月夜、黄金、巌、出で湯

■生きもの
生きとし生けるもの、きさ、兎馬、鵠(くくい)、かわひらこ、和毛、いがむ、ついばむ、もぬけ、ときわぎ、ひこばえ、たわわに実る、うてな

■性
人となり、かたぎ、持ち前、たち、打てば響く、身から鼻に抜ける、ものがたい、竹を割ったような、あこぎ、さかしら、つむじまがり

■思い
目頭が熱くなる、胸に迫る、ほだされる、身につまされる、倦まず緩まず、思いを馳せる、思い合わせる、徒や疎かにしない、
憤りを覚える、省みる、結ばれる、胸を撫でおろす

■つとめ
全うする、生業、携わる、取り交わす、白羽の矢が立つ、荷が勝つ、そつなくこなす、お手の物、書き入れ時、手間暇かける、鞍替え

■時
片時も、ひととき、瞬く間、追い追い、朝な夕な、夜もすがら、常日頃、たそがれ、
来し方行く末、行く行くは、来たる、幾久しく

■魂
御霊、手向ける、みまかる、お弔い、お社、垂、さえの神、いしぶみ、虫の知らせ、あやかし、奇しきゆかり、幸先