一言でいえば、自治三訣。
なお、数あるアドラー本からこの書籍を選択した理由はありません。
■1限 アドラー理論超入門
5大理論
①「人生は自分が主人公」 自己決定性
→ユースフルとユースレス
②「人の行動には目的がある」 目的論
→原因を追究しても問題は解決しない
③「人の心に矛盾はない」 全体論
④「だれもが自分だけの眼鏡で見る」 認知論
→感じ方はさまざまだけど、感じ方は変えられる。
⑤「行動にはすべて相手役がいる」対人関係論
相手を理解するには、対人関係を観察すること
アドラー心理学の考え方
①どう使うかを考える使用の心理学
②劣等感が個人を成長させ文化を発展させる
③ライフスタイル(性格)は選べる
自己概念→現在の自己についての信念
世界像→世界の現状についての信念
自己理想→自己と世界の理想についての信念
④人生を豊かに送るためのライフタスク
仕事、愛、交友+自分と付き合うセルフタスク、宗教に関わるスピリチュアルタスク
⑤自分で陥りやすい勇気くじき
縦の関係での動機づけ
マイナス志向
人格否定
原因志向
⑥幸福を手にするための共同体感覚
所属感、貢献感、信頼感、自己受容
■2限 ありのままの自分とは
①自分のライフスタイルを自覚する
②ライフスタイルはどうやってつくられる?
③ライフスタイルは変えられる
■3限 自分を変える思考スイッチ切り替え法
①勇気づけとはどんな技法か
②過去をふり返らず目的思考で生きる
③トラウマは自分の思い込み?
④怒りを捏造していることに気づく
⑤怒りの根源を探る
⑥いい人から建設的な人を目指す
⑦嫌われてもよいと考える
⑧苦手な人を再度考えてみる
⑨セルフトークでライフスタイルを変える
⑩建設的な人を目指すのに大切な共通感覚
→他人の目で見、他人の耳で聞き、他人の心で感じる
⑪笑いと楽観で自分を勇気づける
→楽観と楽天は違う
⑫思考回路を変えて目的に向かう
→目標に向かって行動するときは、理性の思考回路を使う
⑬劣等感をバネに変える
⑭挫折や失敗から学び今後に生かす
⑮思考と行動による感情コントロール
実践編 他者への感情
①嫉妬を感じる相手と信頼関係を築く
嫉妬ではなく、羨望を抱く
②神経質な自分から抜け出す
→自分をしっかり肯定する
③比較や競争から抜け出る
→比較にこだわらず、協力・貢献
④自分が世界の中心ではない
→わかってほしいから、わかりたいへ
→共通感覚を持って聞く
⑤不幸自慢に気づく
→前に進むこと。
→周りを勇気づけること
⑥自分と他者は違うと知る
→他人には他人の事情がある
→自分と他者は別々の課題を持っている。
→他者の課題には踏み込まない
⑦共同の課題を設けて人間関係を築く
■4限 人間関係の思考スイッチ切り替え法
変わった自分を生かす周りとのつき合い方
苦手意識とつき合う
①自分を変えても相手は変わらない
②苦手な人とは無理に仲よくならなくてよい
③苦手なイメージは上書き解消できる
→共通の目標を持つ、信頼する、協力する、共感する。
④相手を知れば苦手ではなくなる
⑤苦手な人とのつき合いは仕事と割り切る
⑥不機嫌は自分のせいとは考えない
→不機嫌な相手に近づかない
→相手の振起源は、自分とは無関係
対人関係の作法
①ほめることはよいこととは限らない
②感謝のことばで勇気づけ
③批判されても感謝を返す
④ダメ出しする人は勇気のない人
⑤比較する人は勇気のない人
→過去、他者、理想と比較している。
⑥失敗した人に「なぜ?」と問わない
→失敗を肯定する
⑦大げさな思い込みで他者と向き合わない
→決してみんなではない
→すべてに当てはめない
⑧不安は感じて当たり前
⑨周りの役に立って孤独感を解放
信頼感、居場所、安心感
⑩短所に隠れた長所を見る
→ウイン・ウインを目指そう
⑪自分の意志を相手に主張
⑫断れないときは一部受け入れる
⑬挑発されたら逆質問で返す
⑭自分も相手も対等につき合う
⑮人を注意するには信頼関係が大切
注意する目的を確認、一対一で注意、良い点と問題点をセットで、相手の目的を確かめる。
■5限 習慣づけで幸せな人生を手に入れる
習慣を変える
①習慣は必ず変えられる
習慣もライフスタイル
②パターン化から脱却する
→習慣を自覚し、「でも」から「だから」に
③習慣づけまでの三段階
→決断、実行、継続
④自分を記録し自分を勇気づける
⑤私的論理に支配されない習慣づけ
見落とし、誇張、決めつけ、過度の一般化、誤った価値観
⑥私的論理を脱して人づき合いする習慣づけ
⑦共通感覚を養う習慣づけ
⑧過剰な親切では対人関係も悪化
⑨加算法で相手を勇気づける習慣づけ
⑩苦手な人を調査する習慣づけ
⑪人の長所を見つける習慣づけ
⑫問題を解決する外在化の習慣づけ
自分を変える習慣
①人間関係をよくする五つのポイント
→尊敬、信頼、共感、協力、寛容
②自分自身を勇気づける習慣
→信頼感。所属感、貢献感
→断言する、イメージする、行動する。
③他者を勇気づける習慣
→長所を伝える
→加算主義
→プロセス重視
→失敗を受け入れる
→感謝を伝える。
④自分の人生に意味を与える
→自分らしく共同体に貢献
→ライフタスクから逃げない
⑤共同体感覚を身につける習慣
→できることをする