侍とは、さぶらいであり、
朝廷の実務を担い有力貴族や諸大夫に仕える、通常は位階六位どまりの下級技能官人層。
近衛府・衛門府・兵衛府などの武官としての官史。
つまり、武官であり、官人として武装した律令官制の中で訓練を受けた常勤の公務員的存在。
一方、武士はもののふであり、
武装を朝廷や国衙から公認された下級貴族、下級官人、有力者の家人。
新興地方領主層が自衛の必要から武装したという説と
清和源氏や桓武平氏のような貴族層、下級官人層が
荘園領主や国衙と結びついて所領経営者、武士団としての組織化されたという説がある。
「お侍さま」と呼びかけることあっても、「そこの武士」とかいわない。
武士道については、「これといった厳密な定義は存在せず、時代は同じでも人により解釈は大きく異なる。」