akon0.98bのよっぱらいの戯言

好客三年不変店 好店三年不変客

江副浩正

江副浩正
「検察はいつも若い芽を摘む」

新聞は下から読め。そこから世の中の流れがみえてくる。

そうそうSPIはリクルートでしたね。

以下は 「かもめが翔んだ日」より。

・「経営理念とモットー」
 1、誰もしていないことをする主義
 2、分からないことはお客様に聞く主義
自分の考えを持って行ってお客様の意見を聞く。
そうでなければ本当の意見が聞けない。
自分の考えとお客様の意見の間に本当の答えがある。
 3、ナンバーワン主義
 4、社員皆経営者主義−起業家の集団
 5、社員皆株主
 6、健全な赤字事業を持つ
 7、少数精鋭主義
 8、自己管理を大切に
 9、自分のために学び働く−遊・学・働の合一を理想とする
10、マナーとモラルを大切にする


・マネジャーに贈る10章
 1、希望・勇気・愛情
 2、ネットワークで仕事をすること
 3、高い給与水準
 4、人は仕事を通じて学ぶ
 5、プレイングマネジャー
 6、まず周囲に自らを語ること
 7、数字に強いこと
 8、努力の継続
 9、脅威と思われる事態の中に隠された発展の機会がある
10、リクルートは社会とともにある


・成功する起業家の20カ条
 1、当然だが1人では大きな事業はなし得ない。気力と体力のある若い人材を集め、目標を共有して事業を推進すること。
 2、人がついてくることが大切だが、そのためにはまず自らを磨くこと。必ずしもカリスマ的魅力がなくても、人がついてくるやり方を身につけることはできる。重要なことはメンバーの誰よりも優れた仕事を熱心にしていて、それを継続していることである。
 3、”企業は人なり”と言う。優れた経営者の条件は、構成メンバーの人物をよく知り、誰にどの仕事をどのレベルまで要求するかである。自分と同じことをするようにメンバーに求める人がいる。考え方を同じにすることはできるが、起業家と同じことはできない。できる人がいればその人は新たな起業家になる。
 4、日本で初めての事業、創業者利益が得られる事業がいい。人の成功を真似した成功も不可能ではないが、とても難しいことである。
 5、変貌している産業社会の新しい要請に応える事業かどうかを自ら問いかけ、周囲の人にも聞くことから始めること。社会の要請に応えていない事業では、一時的に成功することはできても続かない。
 6、多くの資本を要さない仕事から出発すること。多くの資本を要する事業は大企業が担当する新規事業である。
 7、人に平等に与えられたものは時間である。時間の有効な使い方を知らないと大きな成功は難しい。仕事は受付順にするのではなく大事なことを優先することが重要である。
 8、失敗を恐れぬ勇気をもつこと。人は起業すれば途中で必ずといっていいほど失敗する。しかし、ピンチはチャンスでもある。ピンチにどう対応すかが成功するか否かの鍵である。部下の失敗にも寛容でなければならない。部下の失敗からも学ぶことが多いことを知っておくべきである。
 9、若くかつ就職しないで起業すること。人はその人がその時までに経験した延長線で物事を考えがちである。サラリーマンから見る経営者とその実像には大きなギャップがある。また、年をとってからではやり直しは難しいが、若ければやり直しがきく。ビジネスの経験がない白紙のほうがいい。無知からくる無謀が人にできないことを成し遂げさせる。また起業には体力と気力がみなぎっていることが重要である。その面でも若い方がいい。
10、大学の成績や学歴は関係ない。ただし、その人の知識とスキルは成否の重要な鍵である。それを学び身につけることは必須条件である。数多くの本を読むこと、事業計画を書き、それを人に見せて人の意見や助言を聞くこと。書くことで自分の計画を確認できる。
11、経営哲学を社員と共有すること。そのためには自らの経営理念を周囲に熱く語り、社員と議論を重ねなければ理念の共有は難しい。理念なき経営者のもとでは社員の心が1つにならない。
12、コミュニケーション能力を高めること。昨今はメールやインターネットが普及した。経営者には受け手に理解される文章でメッセージを送る能力が求められる。メールは何度も書き直しができる。書くことで自分の考えを確認できる。コミュニケーション能力は学習によって高められるものである。
13、優れた経営者は話し上手であり、かつ聞き上手である。一方的に話す人を時々見かける。社員に話すときは、社員が何を聞きたがっているかを知った上で、分かりやすく話さなければ、正確に伝わらない。
14、起業家に求められるものは倫理観である。倫理観のない起業家は、いずれ破綻する可能性がある。
15、”健全なる精神は健全な肉体に宿る”という。起業家は、常に健康に留意する。例えば暴飲暴食をしないとかタバコは吸わないなど、健康をセルフコントロールしなければならない。
16、経済と政治は密接に関係している。起業家が政治に関心を持つことは重要だが、私の経験から言えることは、政治家と一定の距離を保っておくことも重要なことである。
17、起業家として成功した人で、例えばの話だが自らの事業と関係のない趣味でゴルフ場やレストランを経営したりする人がいる。今の仕事が将来に向けて有望な事業であれば、その仕事をコアビジネスとして1つの事業でシェアを拡大し、他の追随を許さないよう専心しなければならない。
18、1つのものを2にも3にも拡大して活用できる経営資源は人的資源である。起業家は人の能力を精一杯引き出す力を持たなければならない。
19、起業家は自分の考えは正しいから必ず成功するというところから出発するが、それが正しいかどうかを決めるのは顧客である。顧客と常に接して顧客の声を常に聞いていなければ、一時的には成功するが長続きしない。
20、若くなくても起業して小さな成功を収めた人は綿足の周囲にいくらでもいる。私の秘書をしていたT君と、リクルートの役員だったS君は長年の夢だった手打ちそば屋で成功している。また料理好きで割烹店をオープンし成功している人、私の中高の同級生でピアノバーを10年続けている人もいる。定年後自宅で碁会所を開業している人もいる。このような起業家も社会は必要としている。


<目次>
第1章 企業風土について
 考え方を同じにする
 現場第一主義
 経営の三原則
 自ら機会を創り出し、機会によって自らを変えよ
 経営理念とモットー
 マネジャーに贈る十章
 ROD=管理職教育プログラム
第二章 私が学んだ名起業家の一言
 起業家精神を学ぶ
 明治維新後に活躍したベンチャー企業
 「ゼロ号車」で通勤する豊田さん
 「他社がまねをする商品をつくれ」
 松下幸之助さんが「儲かってる会社でんなぁ」
 学歴と商売の関係
 公私混同はいけない
 本田宗一郎さんの一言
 ソニー起業家精神
 三人の経営者
 稲盛和夫さんの経営術
 セブンイレブンの挑戦
 成功するには「天の時」が大事
 ブランド志向との対決
 森ビル・森稔さんのビジネスモデル
 商品には国境はない
 成功した起業家には”名番頭”がいる
 孫君は「時間」と「金」と「人」を精一杯使う
第三章 成功する起業家の条件
 成功する起業家の20カ条
 学歴がないトーマス・エジソン
 ヘンリー・フォードは低価格車を販売した
 パソコン少年のマイケル・デル
第四章 リクルート創業期
 森ビルの物置小屋でスタート
 「株式会社の作り方」という本を参考に
 反体制的記事と大企業の求人広告
 就職情報誌
 亀倉雄策先生のデザイン
 前金システム
 保証金を譲渡担保に借金
 続けるか否か
 株式投資
 念願の渡米
 4人採用に2000人の応募
 分からないことはお客様に聞く主義
 「リクルートブック高校生版」
第五章 生き生きと働く風土
 多士済々の社員、アルバイター
 会社の中に会社をつくる
 社員皆経営者主義−商売の勉強ができる会社
 垂れ幕と社内報
 外飯・外酒
 じっくりT会議
 入社前教育と退職面談
 社員の結婚式
 歌と踊り
 褒めるべきときに褒め、叱るべきときに叱る
 少数が精鋭をつくる主義
 IF制度(遺族年金制度)
 リクルートファーム
 GIB旅行
 RING
 早期退職社員の卒業式
第6章 情報誌の領域を広げる戦略
 雑誌の新しい販売ルートを開拓
 「住宅情報」と黒柳徹子さん
 「読売住宅案内」
 コンビニに進出
 「アルバイトニュース」
 旅行情報誌と中古車情報誌
 起業はボトムアップ、撤退はトップダウン
 単行本の失敗から生まれた本の情報誌
 新聞人の不興を買う
 週刊誌より早い印刷
 社員持株会
 安比高原スキー場
第七章 領域の過大な拡大
 自社ビル建設
 借金の面接試験
 次々にビルを建設
 本社ビル建設
 日経金ビル購入
 土地臨調
 経団連に入会
第八章 早過ぎた新規事業の立ち上げ
 オンライン事業への進出
 第二種電気通信事業者第一号
 電話事業への進出
 タイムシェアリング事業での失敗
 過去の失敗を未来に生かす