昨今、フランスボルドーの五大シャトー(マルゴー、ラトゥール、ラフィット、オー・ブリオン、ムートン)は、ファーストどころかセカンドもお高くて買えなくなってきているので、サードまでを並べ見た。セカンドワインとは、一般的に樹齢の若い区画のブドウや、ファーストラベルの選果に堪えられなかったブドウを使ったワインのことを指す。ファーストラベルはもともと長期熟成を前提にしたものが多いため、飲み頃を検討する必要があるのに対し、セカンドワインは比較的早い段階でも楽しめるメリットがある。
おまけ
シャトー・パルメ
フランスのワイン法により最上位のカテゴリーにランクされているワインはAOC(アペラシオン・ドリジーヌ・コントロレ)ワインと呼ばれている。マルゴーアペラシオンのなかで、メドック格付け第3級でありながら、1級シャトーのシャトー・マルゴーに匹敵するのがこのシャトー・パルメ。
シャトー・パルメ |
ファースト |
セカンド的 |
シャトー・パルメ |
アルテ・レゴ・ド・パルメ |
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シャトー・オー・ブリオン |
ファースト |
セカンド |
サード |
シャトー・オー・ブリオン |
ル・クレランス・ド・オー・ブリオン |
クラレンドル・ルージュ |
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おまけ
シャトー・カロン・セギュール
五大シャトーではないがハートのエチケットと「ラフィットとラトゥールを造る予であるが、予の心はカロンにあり"Je fais mon vin a Lafite et a Latour, mais mon coeur est a Calon."」というセリフで有名なので追記しておく。ボルドーメドック格付け第3級シャトーなので、シャトー・カロンを持参金に嫁いできた奥方に配慮したものだったと考証されている。
シャトー・ペトリュス
今や五大シャトーをも凌いで、世界で最も高値で取引されるワインの一つとなった「ポムロールの王」
参考
ボルドー市
メドック地域
→アペラシオン(村)は、サンテステフ、ポイヤック(シャトー・ラトゥール、シャトー・ラフィット、シャトー・ムートン)、サン・ジュリアン、マルゴー(シャトー・マルゴー)
グラーヴ地区
→ペサック(シャトー・オー・ブリオン)