akon2.00βのよっぱらいの戯言

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たまたま

 

たまたま―日常に潜む「偶然」を科学する

たまたま―日常に潜む「偶然」を科学する

 

 

 

なぜ、たまたま(偶然)をやっぱり(必然)と勘違いしてしまうのか?

原書タイトル"The Drunkard's Walk: How Randomness Rules Our Lives (千鳥足:ランダムネスは我々の人生をどう左右するか)"を「たまたま」としてしまうのは、SEO的にもいかがなものかと思うし、著しい情報の欠落だと思う。"Fooled by Randomness"を「まぐれ」としてしまう出版社だからいたしかたないのかも。


「偶然の運」を味方にするために必要なこと

楽天

・オープン・マインド

・フレキシブルであること

・失敗を恐れずに情熱的に取り組む態度

 ランダムが量子論の基本。

ベンフォードの法則→ランダムかどうかを検定する。

小数の法則→小数サンプルで潜在的確率がわかるという誤解。

ベイズ理論→別の出来事が起きる場合、それがある出来事が起きる確率(条件付き確率)にどのように影響するか

確率→固定された確立に基づく予測に関するもの

統計→観測されたデータに基づく、それらの確立の推測とかかわるもの

 

 

偶然を引き寄せる

とりわけ私が学んだことは、前向きに歩き続けることだ。なぜなら、幸いなことに、偶然がかならず役回りを演じるので、成功の一つの重要な要素、たとえば打席に立つ数、危険を冒す数、チャンスを捉える数が、われわれのコントロール化にあるからだ。失敗のほうに重みをつけてあるコイン投げでさえ、ときには成功が出る。あるいは、IBMのパイオニア、トーマス・ワトソンが言ったように、「もし成功したければ、失敗の割合を倍にしろ」ということだ。

 

 

・すべての分野の成功者が、ほとんど例外なく、決して諦めない
・過去の市場の成功は未来の成功のよい指標ではないこと、その成功はただの幸運であることを明らかにしているが、大半の者が、株式仲買人やミューチュアル・ファンドの専門家の推薦は金を払うに値すると考えている。
・ランダム・プロセスの科学的研究では、ドランカーズ・ウォークが原型である。そして日常生活においても、それが適切なモデルになる。というのも、われわれはブラウン運動をしている花粉粒のように、ランダムな事象によって、間断なく、こっちの方向に押されたりあっちの方向に押されたりしているからだ。その結果、社会的データの中に統計的規則性を見いだすことはできても、特定の個人の未来を予測することは不可能だし、われわれの特定の業績、仕事、友人、経済状態に関して言えば、多くの人が思っている以上に偶然に負っているところが大きい。
・ランダムネスの研究は、出来事に対する水晶的見解は可能だが、残念ながら、それができるのは唯一出来事が起きてからであることを教えている。われわれは、ある映画がなぜうまくいったのか、ある候補者がなぜ選挙に勝ったのか、なぜ嵐に襲われたのか、なぜ株価が下がったのか、なぜあるサッカーチームが巻けたのか、なぜある新製品が失敗したのか、なぜ病が悪化したのか、を理解していると信じている。しかしそうした専門知識は、ある映画がいつうまくいくか、ある候補者がいつ選挙に勝つか、嵐がいつ襲うか、株価がいつ下がるか、あるサッカーチームがいつ負けるか、ある新製品がいつ失敗するか、病がいつ悪化するか、を予測するうえでほとんど役に立たないという意味で、空疎である。