akon2.00βのよっぱらいの戯言

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中国・SF・革命

 

 

いきなり、スマートコントラクトと出てくる。

ブロックチェーンは知っていてもスマートコントラクトをしている人は少ないのではないか。

阿房宮は面白かった。

 

 

佐藤究のツォンパントリがまったく意味不明だった。スマートコントラクトみたいななにか理解しておかないとわからないキーワードがあったのだろう。

たとえば、「日本に留学していたので日本語が話せたにもかかわらず」みたいな前振りで

孫文が旧制神戸高等女学校講堂で大アジア主義を講演した。

講演は中国語で行われ、随行した戴季陶によって日本語に通訳された。

実際に講演された内容ではなく、

もともと用意されていた原稿に基づいて通訳された。

だから、うんぬんと書いてくれないと意味不明。

 

アヘン戦争といえば、中国だけだと思っていた。

→実はアヘンは関係なかったという説もある。むしろ貿易的にもうかっていたし、負けて大した打撃ではなかった説。このあたりの知識も持っていないようだ。

 

実は「メキシコ麻薬戦争」というのは現在も進行中で、メキシコのシナロア州・カルテルからアメリカに密輸されて、サンフランシスコでも中毒患者に悩まされている。

 

パトリのルールはわからないという前提で話を進めているが、実はわかっている。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%91%E3%83%88%E3%83%AA_(%E3%82%B2%E3%83%BC%E3%83%A0)

パトリはアステカの言語であるナワトル語で「豆」で、カカオ豆は貨幣としての価値があった」という認識もないようで、だから、豆を賭けたわけである。

 

the dim sum of all things(点心万象)という森羅万象のもじりはいい。

 

 

目次

ラストレス(ケン・リュウ)/ 改暦(柞刈湯葉)/ 阿房宮(郝景芳)/ 移民の味(王谷晶)/ 村長が死んだ(閻連科)/ ツォンパントリ(佐藤究)/ 最初の恋(上田岳弘)/ 盤古(樋口恭介)/ エッセイ(食う男(イーユン・リー)/ 存在は無視するくせに、私たちのふりをする彼ら(ジェニー・ザン)/ ルポ『三体』が変えた中国(藤井太洋)/ 『三体』以前と以後(立原透耶))