最初のオランダ語版のタイトルは「ただでお金を配りしまょう」
英語版プリントオンデマンドでは、「現実主義者のための理想郷」
日本語版は、ハイエクの「隷属への道」の本歌取りで、「隷属なき道」
橘玲も「貧困問題を解決する方法として、国境を開放し、移民を受け入れるならば、
貧困に苦しむ人たちが所得を得る機会を得て三世代もすれば世界の貧困は劇的に改善する」と言っている。
ティモシー・フェリスの『「週4時間」だけ働く』より多い一日三時間労働
すべての国民に文化的な生活を保障するだけの資金を給付するベーシック・インカム
ロボットが代替する近未来では、ロボットから徴収した税金を分配する。
福祉はいらない、直接お金を与えればいい
→日本の場合、医療費の扱いが悩ましい。
トマス・モアがユートピアで夢想したベーシックインカムをハイエクやフリードマンも支持した。
フリーマネーは収入増をもたらす
貧乏人、アルコール中毒者、麻薬中毒者、軽犯罪者もお金を無駄にしない。
欠乏感は長期的な視界を奪う
欠乏の心理→エルダー・シャファーとセンディール・ムライナサン
→欠乏感を抱いている人は短期的な問題を処理するのがうまい
イギリスのスピーナムランド制度は、捏造された報告書によって失敗とされた。
GDPには、コミュニティ・サービス、店でのおかわり自由、ウィキペディアは含まれない。
弦楽四重奏には、四人の演奏者が必要である。
バイオリンの生産能力を上げようとしても意味がない。
ポーモルのコスト病
富を作り出すのではなく移転しているだけ
進歩のパラドックス
農業では生産性が上がると供給が増え、価格が下がり、収入が減る。
お金持ちになるとより金を使うようになる。
金銭(ベーシックインカム)、時間(労働時間の短縮)、課税(資本に対して)、ロボットを再配分する。
ヘンリー・フォードの孫が労働組合のリーダーであるウォルター・レアザーを
自社のオートメーション工場に案内した際に
孫が「ロボットたちにどうやって組合費を払わせるつもりだい?」と尋ねると
レアザーは「あのロボットたちにどうやって車を買わせるつもりだね」と答えた。
国境を開くことで富は増大する。
3%の移民受け入れで開発支援総額の三倍の効果