akon2.00βのよっぱらいの戯言

色しょく是食、食しょく是色

なぜ、脳は神を創ったのか?

 

 

本書を読めば、

「なぜ、人は宗教を求めるのか?」

「なぜ、煩悩のない神のお告げを信じて、殺し合いをしてしまうのか?」

「なぜ、一部のキリスト教原理主義者は産婦人科医を殺せるのか?」

「なぜ、宗教史に存在しない宗教が生まれるのか?」

「なぜ、イスラエルヒルトンホテルでは肉とミルクを注文できないのか?」

「なぜ、アメリカはドイツに原爆を落とさなかったのか?」

ケネディ大統領、キング牧師が殺された本当の理由とは?」

「なぜ、ゲーテル・チャイティンは全知全能の神がいないと証明できたのか?」

「なぜ、最弱の宗教である仏教が多くの人を引きつけるのか?」

「なぜ、日本の仏教は釈迦の教えと接点がないのか?」

「なぜ、南無阿弥陀仏と唱えるのか?」

「なぜ、オリジナルの仏教にはない『浄土』が生まれたのか?」

などといったことがわかるようになります。

そしてそこから、宗教に頼らない幸福になるための生き方を提示したいと思います。>

 

はじめに

 

序 章 なぜ、脳は神をつくったのか? 

科学は神の不存在を証明した。

したがって、宗教は「利益教」だ。

 

 

第1章 人はなぜ神を必要とするのか

神が存在していようがいまいが神は脳によってつくられた
①本物の神が存在し、それを特殊な能力で認識している場合

②本物の神は存在せず、神が存在すると自分で思い込んでいる妄想の場合

③本物の神は存在せず、神が存在するという情報を他人によって埋め込まれた洗脳の場合

明治以前の日本には宗教という概念がない→信仰心はあった

人間は完全情報を求めて信仰心を抱く

なぜ祖先崇拝が生まれたのか

→人間は自分が持つ自我と情動が祖先から受け継がれたと考えるから

 

人間が信仰心を抱くの理由

→死への根源的な恐怖

人間の信仰心は完全情報である神と接する社会システムとして発展していく。

そこに権力(統治や支配の力関係)が生まれる。

つまり、信仰心は権力を生み出し、権力は支配を生み出す。

支配は社会に秩序をもたらし、さまざまな社会システムを生み出し、国家となる。

 

「宗教学が対象としない宗教現象」は宗教ではない。

オリジナルの釈迦の縁起の思想は、葬式はやるな、あの世はない、神はいない、魂はないという具合に、無神論といえるもの。

 

原始キリスト教には輪廻転生の概念があった。

 

 

第2章 宗教と統治力

政教一致だから世界秩序が保たれた。

イスラエルヒルトンホテル「汝、母の乳で子の肉を煮るなかれ」

→教義違反が広まることが嫌だ

エノラゲイに乗っていた13人目の人物は神父

→乗務員に祝福を与えた。

宗教戦争

アメリカから見れば日本はキリスト教国ではない、やっけるべき対象

 

アメリカがドイツに原爆を落とさなかった理由

→人間であるキリスト教徒だったから

エノラゲイの乗員はカトリックプロテスタントは支配者層の宗派で、戦争の最前線に立たなければならないような庶民はカトリック

 

ケネディ大統領、キング牧師が殺された理由

ケネディ大統領はカトリックだったから

キング牧師は黒人だったから

アメリカのWASPによる支配が崩れたわけではない

 

第3章 神は存在するのか?

認知科学以前と認知科学以降のリアリティー

→脳幹的な意味でホメオスタシスを築いている対象をリアリティーとする

 

ヴェルナー・ハイゼンベルク不確定性原理

→存在というものは確率的な存在でしかない

 

量子論によって「この世には真空がない」ことが証明された意味

→時間と空間はともに不連続

→不連続なものを飛び越えられるのが生命現象

→物質においてもゼロの状態を作れない→この世には真空がない

 

いずれ人類は宇宙さえも創る

ヒッグス粒子がみつかれば人類はすべての素粒子をつくったことになる

→すべてのすべての素粒子をつくるということは、宇宙を創れること

 

量子論と「空」

→現象を成り立たせているのは物事の関係性であり、その関係性が「空」という概念

→この世のすべての現象は、その関係性次第で「有であり、無でもある」

量子論超ひも理論では、ひもが振動しているときが「有」(素粒子)で、振動していないときが「無」(真空)

ひもは定義上、計測不能だから、ひもはないことになっている。

 

東京タワーからハンカチを落として、落ちる場所は絶対にわからない!

 

ユークリッド幾何学の誤解

不確定性原理が有であり無であるという物理空間の関係性を規定し、

不完全性定理が情報空間を規定する。

→系が系であるためには

・系の中に命題同士で矛盾するものが入っていないこと

・系の中に証明不能の命題が入っていないこと

 

ゲーデルの証明不能命題

→数学の完全性と無矛盾性が両立することは不可能である。

 

1991年は神が正式に死んだ年

チャイティン不完全性定理

「コンピュータプログラムでソフトを作り、「このプログラムにバグがない」と証明できたとしても、それを記述している言語そのものにバグがある可能性もある」

→つまり、人間の知の体系すべてが不完全である

→グリムの定理→神は存在しない

→「神を完全な系と定義するとゲーデル=チャイティンの定理により、神は存在しない」

 

 

第4章 西洋のキリスト教と東洋の仏教

アプリオリ→先経的→経験的な認識に先立つ自明な認識や概念

釈迦の思想→アプリオリ(先経的)とアートマン(自我)とを否定した。

部分情報である人間には、完全情報である神はわからない。

釈迦は神を否定した結果、人々が神を必要とする理由(部分情報である人間が完全情報にあこがれること)を全部解決した。

つまり、釈迦が「完全情報はこの世にない」ということで、あこがれは消えた。

 

お経をとなえることには意味がない

釈迦はカースト上位だけが理解できるサンスクリット語ではなく、だれでもわかるように口語(マガダ語)で伝えることを望んだ。そして、私(釈迦)の指ではなく、私(釈迦)の指さすところを見なさい。つまり、指をいくら正確に記述しても指さすところを見なければ何もならないと教えた。

 

大乗仏教は、「上座と呼べ」とふんぞり返っているバラモン出身の仏弟子ではなく、ストゥバ(卒塔婆、物舎利を祭っているもの)の周りに集まって釈迦の教えを説くもの。

 

釈迦はマントラを否定した

マントラとは呪文。古語で意味の分からない、わけのわからない呪文を唱えても意味がない。

ところが、大乗仏教では、お経をいかに暗記するかが修行になってしまい、その結果、空を体感するという釈迦の教えの基本である瞑想の部分がなくなってしまった。

 

仏教がインドから中国に伝わり、道教に変わったものが日本に伝わった。

釈迦の教えが中国で「経」になったとたん、「タオの書」に変わってしまい、

釈迦の「アプリオリ」はないという宗教が中国のアプリオリはあるという宗教になった。

フランス語に翻訳された大乗経典がドイツ語と英語に翻訳され、この英語版が日本語に翻訳されたものが日本には昭和になってはいってきて、そのとき、日本人は初めて、サンスクリット語で書かれたオリジナル経典の日本語訳を読み、「空」について知る。

 

日本の仏教は中国で生まれた儒教道教化された仏教であるため、オリジナルにはない、浄土(涅槃への中間点)という概念が混入した。

 

宗教が組織化していくさいに、誰もが生きやすい浄土という概念は便利であり、法然が浄土宗として体系化した。阿弥陀と縁を結ぶために、臨終の際に阿弥陀仏の仏像を置き、仏像と死に行く人の手を赤いひもで結んだ。赤い糸というのは道教の概念で、両者の間に縁を結ぶための儀式。そうすることで、阿弥陀と縁ができたから阿弥陀浄土に行けるという意味を持たせた。仏像も仏画も高価であったため、法然は経典を調べ、「阿弥陀仏」と唱えれば、阿弥陀と縁ができ、浄土で待っていてくれるとした。そして、仏の名前をたくさん唱えたほうがいいという価値観が生まれ、「なんまんだ、なんまんだ」となった。親鸞は何回唱えても一回も唱えなくても結果に差はないとした。

 

釈迦の末法というのは、「宗教の不要な時代になれ」ということだったのかもしれない。

 

 

第5章 神・宗教から自由になる方法

政教一致による自由

世襲議員カースト制と変わらない

 

権利と義務はひっくり返っている

義務教育ではなく、教育は権利。

 

資本主義では人間の権利を保障するために、納税の義務が発生する。

共産主義には、福祉という概念がないので、納税の義務もない。

 

戦費は資本主義ではビジネスつまり売り上げになり、共産主義ではコストになる。

 

納税のシステムはいらない

→寄付で賄え

 

国会議員と公務員の仕事の対価は無給

→国境もなくせば、外交が要らなくなる。

 

 

目次

はじめに

 

序 章 なぜ、脳は神をつくったのか? 

 

    神様を必要とする人々

    戦争は国家の外交権のひとつ

    なぜ、宗教は人を殺すのか

    「利益教」からの脱洗脳

 

第1章 人はなぜ神を必要とするのか

 

    神とは何か?

    神は脳によってつくられた

    プリウスの鉄板を見た!

    霊感・特殊能力があると主張する人は100%オカルト

    明治以前の日本には宗教という概念がない

    人間は完全情報を求めて信仰心を抱く

    なぜ祖先崇拝が生まれたのか?

    死への根源的な恐怖

    宗教から権力支配へ ~宮本武蔵は催眠術師~

    「そんなものは、言語現象ではない」

    「宗教学が対象としない宗教現象」は宗教ではない!?

    「魔女狩り」と「死海文書」

    消えていった敗者の宗教

    資本主義もマルクスも宗教現象

 

第2章 宗教と統治力

 

    政教一致だから世界秩序が保たれた!

    スピリチュアルブーム ~占いも宗教の一形態~

    キリスト教

    イスラエルヒルトンホテル「汝、母の乳で子の肉を煮るなかれ」

    宗教の自由を求めて生まれたアメリ

    エノラゲイに乗っていた13人目の人物

    宗教戦争

    アメリカがドイツに原爆を落とさなかった理由

    ケネディ大統領、キング牧師が殺された理由

    俺の女をとりやがって教

    「お国のため」という宗教

    宗教家にこころから悪い人はまずいない、でも権力者に極悪人がいる!

 

第3章 神は存在するのか?

 

    神は本当に存在しないか?

    認知科学以前と認知科学以降のリアリティー

    ヴェルナー・ハイゼンベルク不確定性原理

    量子論によって「この世には真空がない」ことが証明された意味

    いずれ人類は宇宙さえも創る

    量子論と「空」

    東京タワーからハンカチを落として、落ちる場所は絶対にわからない!

    ユークリッド幾何学の誤解

    ゲーデルの証明不能命題

    1991年は神が正式に死んだ年

    ゲーデルチャイティンの最期

 

第4章 西洋のキリスト教と東洋の仏教

 

    アプリオリ

    釈迦は王侯貴族

    釈迦の思想

    毒矢のたとえ

    釈迦は暗殺された?

    お経をとなえることには意味がない

    2000年前の上座部仏教の煩悩

    釈迦はマントラを否定した!

    仏教は日本へどう伝わったか?

    釈迦の教えはハードコア

    中沢新一オウム真理教

    浄土は涅槃への中間地点

    なぜ、南無阿弥陀仏と唱えるのか?

    宗教は、この21世紀には不要

 

第5章 神・宗教から自由になる方法

 

    従工場牧師

    宗教の積極的ビジネス介入

    政教一致による自由

    完全に自由になるために

    餓死する人間が1人もでない世界

    2世議員と差別

    権利と義務はひっくり返っている!

    共産主義圏と資本主義圏

    納税のシステムはいらない!

    国会議員と公務員の仕事の対価は無給!

    この世に唯一絶対の価値の尺度はない

 

おわりに

 

    他人の価値観を捨て、自分の価値観で生きろ!

    コンフォート・ゾーンの外側に立て!