akon0.98bのよっぱらいの戯言

好客三年不変店 好店三年不変客

つながり 社会的ネットワークの驚くべき力

 

 

病原菌が人から人へ伝染するように、感情も行動も伝染する。

 

広大な社会的ネットワーク(人間同士のつながり)を通じて人が直接付き合いのない他人から体重や感情まで影響を受ける。

→「つながる人や所属する集団を変える」

→集団心因性疾患(Mass Psychogenic Illness)→感情の伝染→集団ヒステリー

 

他人とコミュニケーションするために表情が進化し、他人の表情を読む能力を発達させた。

このことによって、個人間の絆を築きやすくし、行動を一致させ、情報を伝えることができる。

 

感情の求心性、顔面フィードバック

→他人の表情を真似ると、他人と同じことを感じる→ミラーニューロン

 

ネットワークの形状→トポロジーあるいは構造

 

社会的ネットワークの基本的性格

・つながり

・伝染

 

ネットワークにおける生活のルール
ルール1 私たちはネットワークを形づくる

→ホモフィリー(似ているものへの愛)、自分と似ている人々と仲間になろうとする意識、無意識的傾向

一方でネットワークの構造を選んでいる。

・何人と付き合うか

・友人や家族同士の交流の深さ

・社会的ネットワークのなかで自分がどこまで中心的な存在となるか


ルール2 ネットワークは私たちを形づくる

ネットワーク上でどんないちをしめるかによって影響を受ける。


ルール3 友人は私たちに影響を及ぼす
ルール4 友人の友人の友人が私たちに影響を及ぼす
ルール5 ネットワークはそれ自身の命を持っている

 

三次の影響

六次の隔たりを経てあらゆる人とつながっていているからといって、それらのひとすべてに影響を及ぼせるわけではない。社会的な距離が問題となって、「三次の影響のルール」に従い、つまり影響力は徐々に弱まり、三次の隔たりを超えると目立った効果はなくなる。

 

影響力には限りがある理由

・本質の消失→影響力は次第に弱まる

・つながりが不安定になる

・三次の隔たりの先まで影響を及ぼすまでには進化していない

 

感情のつながり

→他人が示す感情の状態に「感化」される。つまり、感情は伝染する。

 

ネットワーク内で不幸な人は不幸な人同士で、幸福な人は幸福な人同士で群れを作っている。つながりが多い人ほど中央に近くなるが、不幸な人はネットワーク図の外れのほうに位置している。つまり、つながりが多い人ほど幸福感を感じており、不幸だと感じている人はつながりが少ない。

 

選挙において、一票一票には価値がない(経済的合理性の観点からから、期待値は宝くじ以下である)。

グループへの帰属と社会的ネットワークの力に依存している。

つまり、ある人が投票に行くと触発されてカスケードが発生する。

触発されるのは、社会的ネットワークの近い人だから、その人の政治的意見が反映されたひとに投票されることになり結果として、一票に価値が生まれる。

 

宗教は社会的ネットワークを安定させる。

社会的ネットワークを安定させるためには、決してなくならない接点にひとりひとりがつながることだが人間はいつか死ぬ。宗教は死なない。

 

「自由にしていいなら、人はたがいを真似るものだ。」

エリック・ホッファー

 

グラミン銀行

個人に貸し出すのではなく5人一組のグループの結成を求めたことだ。各人がビジネススキルの訓練を、1週間受けたのち試験に合格して、やっとグループのメンバーが融資を申し込む資格を得るのだ。更に融資はまずグループ内の2人に実行され、彼らが完済すれば、次のふたりがようやく融資を申し込める。

 

インターネットは社会的ネットワークを根本的に変える。

・大きさ→ネットワークの規模が著しく大きくなり、ダンバー数を変えるかもしれない。

・連帯性→情報を共有したり力を合わせたりする範囲が拡大する

・特殊性→結ぶ絆の独自性が著しく増す

・仮想性→仮想世界でアイデンティティを持てる

 

遺伝子の進化が間に合っていないが、インターネットという巨大(社会的ネットワークに対応した将来的に筆者の言うところにホモ・エコノミクス(合理的経済人)から、ホモ・ディクティアス(社会的ネットワークへの帰属を重視する人)にならないといけない・

ウィキアリティー

→ある程度の人たちがある考え方に賛同すれば、それが真実になってしまう現実

 

 

■ 目次

私たちはみんなつながっている

第1章 真っ只中で
バケツリレーと電話連絡網
ネットワークにおける生活のルール
ルール1 私たちはネットワークを形づくる
ルール2 ネットワークは私たちを形づくる
ルール3 友人は私たちに影響を及ぼす
ルール4 友人の友人の友人が私たちに影響を及ぼす
ルール5 ネットワークはそれ自身の命を持っている
六次の隔たりと三次の影響
私たちはつながっている

第2章 あなたが笑えば世界も笑う
私たちの祖先は感情を持っていた
感情の伝染
感情の集団暴走
……幸福の広がりとは
……人混みのなかで独りぼっち
……

第3章 ともにいる者を愛す
私はどうやってパートナーと出会ったか
似た者同士
……花婿が花嫁より得な理由
愛、セックス、多層性

第4章 あなたも痛いが私も痛い
元恋人の恋人の元恋人
病原菌も広がってゆく
異なるネットワーク、異なる処方箋
友人の友人があなたを太らせる
……自殺も伝染するのか?
公衆衛生の新たな基礎

第5章 お金の行方
ジョージはどこに?
SARS、シーガル、水夫
……情報の流れの三次の隔たり弱い絆の強み
いつの時代も仲間同士の結束は固い
ネットワークの創造性
……

第6章 政治的につながって
あなたの一票に価値はない
一人だけで投票するわけではない
……つながりの最も多い政治家は誰だ?
政治的影響のネットワーク構造
活動はインターネットへ

第7章 人間が持って生まれたもの
太古から結ばれた絆
協力関係につながりが果たす驚くべき役割
……双子に学ぶ
ネットワークは遺伝子のなかにもある
……友人を何人持てるか?
……

第8章 おびただしいつながり
仮想世界の現実的行動
……まあ、すてきなアバターですね
……シックスディグリーズからフェイスブック
大量に、そして受動的に
友人が多すぎる?
リアリティーとウィキアリティー
干し草の山から針を探し出す
……

第9章 全体は偉大なり
人間の超個体
あなたのものでもないし、私のものでもない
善意の広がり
持てる者と持たざる者——社会的ネットワーク格差