akon2.00βのよっぱらいの戯言

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自由はどこまで可能か

移民は多彩な文化を作り出す。アメリカが伝統的に移民を受け入れていなかったら、今日の経済的・文化的な繁栄はありえなかったろう。

エストニアは小さな国だから、小さな政府が実現できたと思っている。
橘玲参照元だな。

個人的自由 (人格的自由)
尊重 軽視
経済的自由尊重 リバタリアン 保守派
経済的自由 リベラル 権威主義


第1章 リバタリアニズムとは何か?
自由放任→レッセ・フェール
新自由主義ネオリベラリズム


リバタリアニズムの分類
①国家の廃止を主張する無政府資本主義(アナルコ・キャピタリズム)あるいは市場アナーキズム
②国家の役割を国防・裁判・治安・その他の公共財の供給、あるいはその一部だけに限定しょうとする「最小国家論」
③それ以外にある程度の福祉・サービス活動も行う小さな政府「古典的自由主義

第2章 リバタリアンな権利
自己所有権テーゼ
「各人は自分自身の人身と能力の道徳的に正当な所有者である。それゆえ、各人は他の人々を侵害しない限りで、その能力を自分の好きなように用いる(道徳的)自由がある」という、リバタリアンの主張の前提となる命題。

国が生存権を保証する場合に、その財源は税収に求めることとなるが、そもそも課税とは国家による、国民の権利の侵害にほかならない。

リバタリアニズム的な自己所有権は、犯罪に対する刑罰を除き、自身の同意のない強制を認めない

第3章 権利の救済と裁判

裁判は、民間による大体的紛争解決(ADR)のサービスで代替できる。
警察は、警備保障会社で、刑務所はいらない。

※司法による立法府である国会と行政府である内閣を監視する機能を国家から民間に移管することについては言及がない。


第4章 政府と社会と経済
政府や国家権力は必要悪である。
前近代の多くの国家は、国民に税金を納め社会秩序を守る以上のことは要求しなかった。人々が義務を果たしている限り、国は彼らの生活に介入しなかったのである。

近代的な国家は、国民が自分の属する国家の歴史と文化に心情的に同一し、愛国心を持ち、国家的目的に協力するよう強制する。(中略)しかしいくら民主的な国家であっても、そのような一体化への強制は正当でない。なぜなら国家は自発的な加入と脱退が不可能とはいえなくても極めて難しい団体であり、また個人の政治的活動が政治に影響を与える可能性もごく限られているからである

税金の使い道は国民が決めるべきで、税金を払っている人が国民で、したがって定住外国人にも参政権を与えるべきである。
一方、公金を受け取っている、公務員、年金受給者、失業者には参政権を与える必要がない。
さらに、移民を受け入れることで、国際的な賃金の均衡と向上に資する。


第5章 家族と親子
婚姻などの家族制度の法定に反対

第6章 財政政策、あるいはその不存在
リバタリアンは、介入主義者を、公共事業によって得られる「見えること」(利益)に囚われて、公共事業に投じたお金が別のところで使われていた場合に生まれていたであろう「見えないこと」(利益)を想像できないと批判する。

第7章 自生的秩序と計画
ハイエクは、慣習法のような自生的秩序が、相互に利益を与えることで人々から自発的な協力を得て効力を持つのに対し、制定法は強制的に押し付けられるものだからと自生的秩序を重視する。
ハイエクは、秩序形成の自由に価値を見出し、その結果が自由であろうとなかろうと構わない面で、秩序の内容の自由を
求めるリバタリアンと対立する。
リバタリアンは、個々人の計画の自由を尊重し、集団の計画の押し付けに反対する。

第8章 批判と疑問
リバタリアニズムの疑問として、将来世代への配慮が欠如している。

自らの財産の所有権が他人の人身と財産を侵害する権利を含まないように、現在の世代の権利は将来の世代の人身を侵害する自由を含まない。また、最低限度の生活への機会も将来世代に保証されるべきである

目次
第1章 リバタリアニズムとは何か?
第2章 リバタリアンな権利
第3章 権利の救済と裁判
第4章 政府と社会と経済
第5章 家族と親子
第6章 財政政策、あるいはその不存在
第7章 自生的秩序と計画
第8章 批判と疑問