苫米地理論でいうところの「お金のために働くな」といったところか。
訳者は自負しているが「ハックルベリー」を文字通りに翻訳しているので
本当にソローについて理解したのかは疑問だが、読みやすいのは事実。
訳注が岩谷宏急なのでソローについての研究書といったところか。
「物質至上主義では幸せにはなれない」
「自分自身を狩る強靭な猟師になろう」
最も裕福な時に、心は最も貧しく見える。
余分な富を持つと、余分な物しか購入しない。
魂が必要とするものに、金銭は必要ない。
物事は変わる事がない。変わるのは人間である。
人が家を所有するのではなく、家が人を所有してしまうのである。
腐った善から発する悪臭ほど、いやなものはない。
哲学教授はいるが、哲人はいない。
屋根裏部屋のガラクタを競売に掛け、それを買った人は、再度ガラクタを屋根裏部屋に入れる。
ものを沢山持てば持つほど、それだけ貧乏になる。
王冠を買う金がないから、世の中が暮らしにくいと不平を言う。
http://repo.komazawa-u.ac.jp/opac/repository/all/34806/rki031-01-toyota.pdf