akon2.00βのよっぱらいの戯言

色しょく是食、食しょく是色

(日本人)

 

※タイトルは、かっこにほんじん。日本人をカッコに入れてみたということなんだが、本文中では、鍵括弧でくくられていて括弧ではくくられていなかった。鍵括弧は強調で、括弧は補足情報を示すために使うものだから、意図がくみ取れなかった。

※そもそも論として日本人としてひとくくりにすることが問題

山本七平日本人とは何か」で決着がついていたと思っていた。

※解説において、 浩紀が本書の矛盾点を突いているところが興味深い。

・本書が評価する「世俗性」は日本だけのものなのかの掘り下げがない。

・本書は日本人は神も国家も信じない、世俗的で反権威主義的で身勝手な人々だから

ユートピアの建設に向いているとしているが一方で法の絶対性がないがゆえに責任の観念が生まれない、責任が生まれないがゆえに

統治がうまく機能していないとしている。

 

タイの13種類のほほえみ(イム)

≪イム・ターン・ナムター≫=とっても幸せ、だから泣いていると言った類のほほえみ。

≪イム・タック・ターイ≫=あまりよく知らない人への丁寧なほほえみ。

≪イム・チューンチョム≫=「あなたはすばらしい」といった類のほほえみ。

≪フアン・イム≫=「冗談が面白くなくても笑わなければいけない」類のほほえみ。

≪イム・ミー・レッサナイ≫=心の中にある悪意を隠すほほえみ。

≪イム・ヨー≫=からかい、または「だからそういったでしょ」といった類のほほえみ。

≪イム・イエーイエー≫=「事の善悪は分かっている。でも覆水盆に返らずだから、嘆いても仕方がないでしょ」といった類のほほえみ。

≪イム・サオ≫=悲しみを表すほほえみ。

≪イム・ヘン≫=「ドライ」なほほえみ。あなたに借金しているのは分かっているが、返すお金がない」といった類のほほえみ。

≪イム・タック・ターン≫=「あなたの意見には賛同できない」といった類のほほえみ。あるいは、「どうぞ提案してください。でもあなたの考えはよくない」といった類のほほえみ。

≪イム・チュアチュアン≫=「私の勝ちだ」といった類のほほえみで、敗者に向けてなされる。

≪イム・スー≫=「勝ち目のない闘いに直面したとき」のほほえみ。

≪イム・マイオーク≫=「笑おうとするけれど顔がこわばってしまうほほえみ。

 

タイでは「空気を読む」ことをグレンチャイ

 

武士道を書いた新渡戸稲造は七歳で明治維新を迎えているので、武士の生活をほとんど知らなかった。

 

日本人論は輸入品

日本論の原点となっているルース・ベネディクト菊と刀」は日本との戦争や占領を円滑に進めるためであり、欧米社会との違いを重点的に研究したもので、ルース・ベネディクトは一度も日本に来たことはない。

 

オオカミ少女はいなかった

プラナリア

ウズムシとも呼ばれる扁形動物で、神経や消化管はあるが骨や血管はなく、脳を持つもっとも原子的な生物。

(1)プラナリアは条件付けすることができる

(2)条件付けされた個体を2つに切って再生させると、再生した両方の個体に学習した記憶が受け継がれる。

(3)学習した個体を切り刻んで別のプラナリアに食べさせると、食べた個体に記憶が移行する。

この(3)の「記憶を移行させた物質」はストレスホルモンらしい。

 

 

アシモフの科学エッセイ<4> 生命と非生命のあいだ」に書かれていた話らしい。

 

病気はなぜ、あるのか 進化医学による新しい理解

ウィルスが宿主を病気させるのは、咳や下痢といった防御機能を作動させ、体外に排出させ、他の宿主に移動し拡散するため。

 

ウィルスにとって致死性が高いと、感染前に宿主が死んでしまい自分も絶滅してしまう。最適なのは、症状を長引かせて大量の遺伝子を対外に放出すること。

 

感染症の戦いに人類が勝利を収めることはできない。

数が膨大で寿命が短く、頻繁に世代交代を繰り返すことで進化の速度が速いので、新種の抗生物質にもたちまち抵抗力を持つ。

 

ヘモクロマトーシス

鉄分の過剰吸引→わかいときは鉄分の欠乏を防ぐ

 

ペプシノゲン

胃潰瘍のもと。わかいときは胃酸の濃度が高いことで感染症への抵抗が強かった

 

免疫系は感染症から守るために化学物質を放出するがこの化学物質がガンを引き起こす

 

つまり、成長のある時期に生殖能力を最大限にしている。

 

ロバーズ・ケイブ実験

集団への帰属意識と、敵対心。

https://www.blog.crn.or.jp/report/02/153.html

 

 

進化心理学では「こころ」はシミュレーション装置

集団の中で生きていくため、相手の行動を予測するため、相手の立場になってみるというシミュレーションから神がうまれた共同幻想

 

 

「銃・病原菌・鉄」のジャレド・メイスン・ダイアモンドは、「単なる地理的な要因」例えば、ユーラシア大陸の文明がアメリカ大陸の文明よりも高くなったのは大陸が東西に広がっていたためだからなど、農耕文明は気候の違いを超えることはできないとしている。つまり、南北に長いアフリカ大陸やアメリカ大陸では技術が伝播する速度が遅い。

 

山本七平の「「空気」の研究」は「「水=通常性」の研究」「日本的根本主義(ファンダメンタル)について」を含む三部作。

 

空気は世間、水は世俗

「水」とは「空気」を崩壊させる作用を持つ一種の消化酵素

水を差すとは、「空気(世間)の支配」に対して世俗の原理をぶつけること。

 

日本人

地縁、血縁を捨て、たまたま出会った場所(会社、学校)で共同体をつくる。

一人一世帯という特異な文化(単身赴任、ワンルームマンション)

世俗的で、反権威主義的で、個人主義的。

 

福祉国家とは差別国家の別名

福祉に冷淡なアメリカに極右政党がなく、福祉国家の見本となったヨーロッパは極右の台頭に悩まされている。

 

貧しい国に独対国家が多いのは、ゆたかな国が、貧しいひとたちが国境を越えて流入しないように、人の流れを強引にせき止める強圧的な権力を必要としているから。

 

グローバル空間で人類の歴史を変えたイノベーション

古代ギリシャの倫理(ロゴス)

パレスチナキリスト教

 

政治哲学の四つの正義

リバタリアニズム→自由

リベラリズム→平等

コミュニタリアニズム→共同体

功利主義→進化論的な根拠を持たない正義

 

意思決定の三つの方法

・全員一致の妥協

・ルール原理主義

・独裁

 

統治(ガバナンス)とは責任と権限が一対一に対応すること。

 

日本の官僚制の権力の源泉

・事実上の立法権を有している。→内閣法制局の審査に通った法律しか国会に提出できない

・法律の解釈を独占し、事実上の司法権を有している。

・予算の編成権を持っている→各省庁の要望を財務省主計局が総合調整する

→業界団体が必要な政策を省庁に要望し、所轄課が政策原案を作り、合議あるいは相によって省内の関係部局の同意を取り付け、局長間の合意を経て省案となる。

官僚にとっては新しい政策を立案して権限を拡張することが最優先だから、複数の省庁で似たような法律が乱立し、際限なく増殖する。

このことによって、既得権に干渉するような政策の立案が不可能になった。

一方、政治家は官僚を統制できないので、与党の合意がない法案は閣議決定しないという不文律を生み出し、官僚が政治家の支援がなければ政策が実現できないようにした。

 

「日本人はアメリカ人よりも個人主義(自分勝手)

アメリカ人は日本人よりも協調的で他人を信頼する」

 

空気の支配は個人主義の結果

→拘束が強くなければ共同体を維持できない

 

ロナルド・イングルハート 価値マップ

https://www.tachibana-akira.com/2012/05/4292

橋本努経済倫理 にでてくる。

 

縦軸:伝統的価値(前近代社会の価値観)対世俗-合理的価値(近代社会の価値観)

横軸:生存価値(産業社会の価値)対自己表現価値(ポスト産業社会の価値観)

 

価値マップの右上の空白にはユートピアフレームワークがある。

ロバート・ノージックアナーキー・国家・ユートピア―国家の正当性とその限界

ユートピアのためのフレームワーク」を構想している。