akon2.00βのよっぱらいの戯言

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三尸と庚申信仰

三尸

道教の教えでは、人の体内には3匹の虫「三尸(さんし)」が棲んでいる。

道教では人間に欲望を起こさせたり寿命を縮めさせるところから、仙人となる上で体内から排除すべき存在。

 

上尸(頭の中に潜み、首から上の病気を引き起こす虫)は宝貨を好ませたりする。

中尸(腹の中に潜み、臓器の病気を引き起こす虫)は大食を好ませたりする。

下尸(脚の中に潜み、腰から上の病気を引き起こす虫)は淫欲を好ませたりする。

 

庚申信仰

三尸の虫は庚申の日の夜の寝ている間に天に登って天帝(閻魔大王)に日頃の行いを報告し、罪状によっては寿命が縮められたり、その人の死後に地獄・餓鬼・畜生の三悪道に堕とされる。そこで、三尸の虫が天に登れないようにするため、この夜は村中の人達が集まって神々を祀り、その後、囲炉裏を囲んで寝ずに酒盛りなどをして夜を明かした。