akon2.00βのよっぱらいの戯言

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インターネットは言葉をどう変えたか

 

 

著者はカナダの言語学者なのでカナダ英語がベースなんだろうけど、グロービッシュでもなくもはやインターネット語。

 

著者は言及していないが、uucp時代はネットワークやマシンのリソースの関係で短い伝文が好まれた。また、当初はメールクライアントのsubjectMIMEが実装されておらず、アスキー文字のみを入力していた。

lolではなくwが使われるグローバルコミュニティもある。

 

言語は人類にとって最も壮大なオープンソース・プロジェクトである。

 

I do not knowI dunnouh-hum-uhもしくはmm-hm-mm

 

キースマッシュ(実存の単語では表せられない悶々とした感情を伝えるためにキーボードを指でランダムに連打すること)にも一定のパターンがある。

・必ずといっていいほど「a」で始まる。
・「asdf」で始まることが多い。
・その後は、g、h、j、k、l、;がよく使われるが、この順番どおりよりも、交互に、または繰り返しで使われることが多い。
・入力していないときに指を乗せておく「ホームポジション」の文字が使われることが多い。このことから、キースマッシュを行なう人々は、ブラインドタッチが得意だとわかる。
・キーボードの中段以外だと、下段(zxc…)よりも上段(qwe…)の文字の頻度のほうが多い。
・ふつうはすべて小文字かすべて大文字のどちらかで、数字はめったに含まれない。

 

frrm Eh to Zed(from A to Z)

カナダではZをゼットと発音するが子供たちはズィーと発音する

 

centreやcolourというカナダ綴りがある。

 

ニューヨーク訛りは母音の直後のRを落とし、訛りが消えたとは、Rをきちんと発音することであるが、イギリスではRは発音しない。

 

sorrynotsorry(ごめんあそばせ:本当は悪いと思っていないけど、相手が気分を悪くすると知りながら使う)のような皮肉なハッシュタグをわざわざ検索しない。

 

tfti(Thanks For The Information)

lls(laughing like shit)爆笑
ctfu(cracking the fuck up)爆笑
ard(alright)大丈夫

af(as fuck) めっちゃ

 

ティーンエージャーはネットスラングはあまり使わず、aaaaaaaaaaghとか!!!11oneのようなカジュアルな音伸ばしを使う。

omgodzzzzZZZzzzz!!!!11one(なんてこった)

 

表現的長音

omggggggのような文字の繰り返し

 

カナダのウェイン・ピアソンが大笑いの意図で、LOL(laughing out loud)を初めて使った。

lolと小文字になり、相手の冗談への称賛だっり、少し気まずい雰囲気を和らげる手段として使われるようになった。

lolに皮肉や遠回しな攻撃の意味が加わる。

 

口調のタイポグラフィ

三点ピリオドは遠回しな攻撃を意味する。

すべてを大文字にすることは強烈な感情を表す

 

インターネット頭文字は丁寧な垣根表現が使える

iirc(If I recall correctly:もし私の記憶が確かなら)

imo(In my opinion:私の意見では)

afaik(As far as I know:私の知る限りでは)

 

感嘆符(!)は興奮の意味で使われるのは9.5%、32%は親しみ、29.5%は事実の強調。

ハッシュタグ」自体が日常語になっている。

 

yesss→yes~~(はいーー)

 

架空の小さなバイオリン(世界最小のバイオリン:親指と人差し指をこすり合わせるしぐさ)を弾いて偽りの同情を示す

 

肩から架空の埃を払う

 

架空のマイクを落とす

→スピーチやトークを終えた人が、その出来が最高に良かったので、もはや誰もマイクを取って話をする必要がないという意味で、わざとマイクを床に落とすこと

 

笑顔のうんちの絵文字をg-mailに搭載するために、日本のエンジニアはその必要性を本社に訴えた。

 

ハイ・タッチはロー・ファイブまたはgiving skinと呼ばれるジェスチャーがスポーツチームを介して広まり、グータッチはベトナム戦争中に黒人兵士たちの間で交わされたdapという拳と拳を合わせるあいさつに由来する。

 

:-)のような記号はemotion+iconでemoticon(顔文字)といい、日本の顔文字は目を強調する。

 

執事のウソ
「ごめん、今気づいた」とか「仕事に戻らないと」というふうに、チャットに参加できない(できなかった)ことの言い訳に使われる社交儀礼的なウソ

 

インターネット・ミーム
インターネットを通じて、人から人へ広がっていく文化、行動、コンセプト


ゴドウィンの法則
議論が十分に長引いたとき、遅かれ早かれ、別の誰か・何かをアドルフ・ヒトラーや彼の悪事になぞらえるようになることを指す

対抗的なミーム
ナチスへのたとえ」というミームを抑制するためにゴドウィンが考案したミーム