結局のところ、地球では、約10万年ごとに氷期と間氷期が交互に訪れるミランコビッチサイクルがあるので人為的に温暖化を食い止めることはできないということかな。
2050年までに起こる地球環境の変化により、「ニュー・ノース」と呼ばれる北緯45度以上の地域の人間活動が増え、そこの戦略的価値が上がり、経済的重要性が増し、北極をぐるりと取り囲む「環北極圏」を形成する。
ニュー・ノース
アメリカ、カナダ、アイスランド、グリーンランド(デンマーク)、ノルウェー、スウェーデン、フィンランド、ロシア。
確実に温暖に傾いているので、凍った地域(永久凍土)が融解し、そこにあるエネルギーが利用可能になり、人が動き、金が動く。
北極圏地域の温度上昇が、世界のどこよりも大きい。
温暖化した北極圏では、海運業がより発達し、グリーンランドではジャガイモやラディッシュやブロッコリーが収穫できるようになってきている。
前提
・科学技術の急激な進歩はない
・第3次世界大戦はない
・大不況、感染症爆発、突然の気候変動がない
2050年
水の需要増大
水源の利用超過や汚染
雪と氷の無料貯蔵による遅延効果の現象
洪水と干ばつが増す一方で予測と保険による補償が難しくなる。
これらは以下の四つグローバルによって発生する。
・人口構造
・天然資源の需要
・気候変動。
水不足については「バーチャルウォーター」の考え方が有効。
農産物・畜産物の生産に要した水の量を、農産物・畜産物の輸出入に伴って売買されていると捉えたもの
シベリアの呪い
毎年北の内陸部をゆっくりと移動する、冬の非常に厳しい寒さ
カスケーディア人
ロシア先住民
氷山が溶けても海面の上昇はないが、氷河が溶ければメガシティ、特にアジアが冠水。