森を出て平原に移った動物は多いのに、人間以外に「人間的」な進化を見せている種はいない。
直立歩行が前提ならば、身体の中心を走る脊柱の周囲にできるだけ前後左右が対象になるように臓器を配置する。
背骨のある魚が陸に上がったのではなく、湖や池などが干上がり取り残されただけ。
逆に人間は水没した可能性がある。
■無毛
水生の哺乳類は毛がなく、皮下脂肪がある。
無毛のデメリット
・小さな傷でも大きなダメージ
・皮膚がんになりやすい
鳥肌
→もともとは背中の毛を逆立てて自分を大きく見せて、威嚇するもの
■二足歩行
■皮下脂肪
・断熱
・浮力
・ステロイド(ホルモン)の貯蔵
■涙
■皮脂腺
■喉頭の後退→水に潜るため。口でも呼吸ができる。→無呼吸症候群
・アポクリン腺の消失→エクリン腺による体温調整
アポクリン腺による発汗は適切に水分流失量をコントロールし、塩分も流れ過ぎないようにしている。
水分と塩分を消費し、体温上昇の時点から効果が出始めるまで時間がかかる
人間の発汗システムは、水分と塩分がふんだんにあり、体温があがりすぎることの少ない環境で発達した。
水分の欠乏は感知できるが、塩分の不足は感知できない。
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身体的な反射によって出る涙より、精神的な涙の方がタンパク質の含有量が20%以上多い。
チンパンジーがしゃべらないのは口やのどの構造ではなく、肺を無意識に動かすための脳。
普通の呼吸は無意識だが、水生の哺乳類は意識的に肺の動きをコントロールできる。
水の中では、フェロモンが流れてしまうので、フェロモンを分泌しなくなった。
歯の厚いエナメル質
固い食べ物、つまり、水生生活をしていて貝を食べていた。
ネオテニー→成長のスピードが遅くなっている。
ヒヒ抗体をもっていないので、サバンナ出身ではない。