人為的温暖化さえあやふやで、温暖化対策はほとんど意味がない。
シロクマは20年で20倍に 南極の氷も増加
大気に占めるCO2の割合は0.04%。
人間活動で排出するCO2は自然活動が排出するCO2の3.5%
地球の年間平均気温はこの20年間、「加速度的な上昇」の予測に反して横ばいを続けている。ゴアやIPCCが危機感をあおってとりあげてきた「地球の危機」の実例や予測はことごとく外れてしまっている。
温暖化で北極の海氷が解けて、シロクマが絶滅に向かうといって子どもたちを悲しませたが、現在、シロクマは20年前の20倍にまで急増している。NASA衛星観測では南極の氷も増え続け、年ごとに最高記録を更新し、南極の氷融解が海面上昇の原因にならないことが判明した。また、海面上昇によって2000年までに多くの国の沿岸の主要都市が水没するという国連の予測はとっくに失効している。加速度的な海面上昇は生じなかったばかりか、ツバルなどのミクロネシアの島島はサンゴ堆積や干拓などで面積を広げてさえいる。
1980年代末、イギリスの研究者が「数年のうちに雪を知らない子ばかりになる」と発表した。そうならなかったのでその10年後の2000年、大物環境活動家が「地球温暖化は降雪を増やす」と発言して取り繕った。こうしたなかで、一方向の「地球温暖化」でなく、どんなことでも説明できそうな「気候変動」を使う学者が増えてきた。
それにうってつけの事例として持ち出されてきたのが「異常気象」である。しかし、温暖化騒ぎから30年のあいだ地球の気温は、わずか0・2℃から0・3℃の温度上昇で横ばいである。それが「異常な気象」を増やしたと断言できる研究機関はない。2007年には「温暖化でハリケーンの数が倍増した」と騒がれた。だが、07年から17年まで、カテゴリー3以上のハリケーンはアメリカ本土に一個も上陸していない。万事がこんな具合である。
「97%の科学者が合意」の嘘 数字捏造は茶飯事
IPCC関係の研究者が、名高い「97%」の証拠(論文1万1944編の「要旨」の部分)を具体的に分析したが、再現できなかった。その検証の結果、実際はそのうち中身が「合意」に合うのはわずか64編(0.3-0.5%)。
人為的温暖化を疑う有力な科学者は1000名を超す。
IPCCの幹部にとって温暖化は宗教。
1960-1980年代には、地球寒冷化の論文が280篇以上も出ていた。
いま温暖化脅威論を叫ぶ科学者の一部はかつて寒冷化を警告していた。
「過去1000年近く、気温とCO2濃度に相関はなかった」
気象学者トム・ワイスミューラー
海面上昇のスピードは、100年以上ほとんど変わっていない。
→CO2増加による温暖化によって海面上昇しているのではなく、数千年にわたって上昇してきた。氷河がなくなったのもCO2増加による温暖化によって減少したのではなく、前から氷河は減少傾向にあった。
標高の低い太平洋の島々の面積も拡大中。
南極は明確な寒冷化傾向にあり、氷もじわじわ増えている。
グリーランドにおいて、いまより1930年代の方が高温で、各地の氷河と同様に、暖かい季節に後退し、寒くなったら、前進するだけ。
2005・2010・2015・2016年の“記録的高温”も測定誤差の範囲内だった。
地球の気温は、1998年ごろから20年以上、ほぼ横ばいのまま推移している。
ここ40年ほど、気温のモデル予測と実測値は、差がどんどん開いてきた。
過去140年以上、米国に上陸する大形ハリケーンの数は減少傾向にある。
米国で発生する強い竜巻の数は、1970年代から減少傾向にある。
世界全体で干ばつや洪水が増えた形跡はない。
・海面上昇のペースは過去100年以上ほぼ一定で、CO2排出が増えてから加速した気配はない。実のところ地球の海水面は、8000年前から現在まで、ほぼ同じペースで上がってきた(p80)
「気候が変動しているかどうかも、人間活動が気候にどれほど影響するかも未知数」
NASA大気部門のジョン・S・テオン博士
「実のところIPCCは、人為的CO2温暖化説を広めるために国連が作ったロビー集団だといえる」
ジョン・マクリーン
「グリーンランドの氷河は過去100年間ずっと縮小中だから、人為的CO2とは関係ない」
デンマーク・オルフス大学の研究者