PLGの書籍。アジャイル・マーケティングの書籍でもある。
明示的にPLG(Product-Led Growth)とは書かれていないが内容的にはPLGを意識したものとなっており、コトラーのマーケティングをベースにしながらも、最近のマーケティングもカバーしている。
「教科書的にはできないITマーケティングの特徴」とあるが、コンパクトにまとまっているので、マーケティングの初心者の教科書としても利用できるであろう。もちろん、プロの方もPSETからPSM分析、KPTまでコンサルティング手法に則った流れは参考になるであろう。
一方で、アクターとして、マーケータとエンジニアだけでよいのか、セールスやコンサルタントはいらないのかという疑問は残った。また、そもそも広告宣伝とマーケティングとの区別すらつかない人向けの説明はほしい。