考えや動機を完璧に正しく説明するためには、心の中をしっかりのぞき込むことはできない。
人間の真の同期を取り出すことはできない。見つけるのが難しいのではなく、見つけるべきものは何もないからだ。
内観という処理は、何かを知覚しているのではなく、創作している。
信念、欲望、希望、恐怖は虚構。
五感さえ虚構。
すかすかな感覚経験の断片をつなぎ合わせる
クレショフ効果
無関係の画像や映像を連続して見た場合、無意識に関連づけて考えてしまう
マインドフルネス
自分の思考や感情を作り話であると、離れることも批判することも破棄することも自分で選べるようにすること
脳がする計算は、ニューロンという処理単位が数多く結合した協働の結果。ひとつひとつのニューロンは遅いが、脳のなかの各ネットワークや各主要領域が、多数のニューロンの協調的な活動のパターンを産み出す。
ニューロンというのろまな計算ユニットは、問題を無数の小さな欠片へと分割し、高密度に相互接続されたネットワークの全体で暫定的な解答の数々を同時並行的に共有する。脳が用いているのは、多数のニューロンからなる広大なネットワークの協働的な計算。
思考のサイクルの四つの原理
・注意とは解釈の過程→標的となる情報に注目
・感覚情報について意識的に経験できるのはその解釈のみ→意味のあるまとまりを見つける
・非感覚情報の意識的経験はありえない。
・一つ一つの意識的思考は感覚入力から意味を持ったまとまりを創造するプロセス→思考のサイクルは逐次的