akon2.00βのよっぱらいの戯言

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土とワイン

 

特定の土壌とワインの味は直接は結び付かない。

 

土壌はワインの酸とタンニンの発生に影響する。

 

マイクロクライメント

 

https://firadis.net/column_pro/202210-2/

 

ブドウの場合は一般的に6〜7くらいの弱酸性が理想的

 

pHが7より高い場合はアルカリ性土壌

ブドウへのカリウムの供給を制限し、酸の強いワインになる。

アルカリ性に傾きすぎると、ブドウへの鉄・マンガン亜鉛の供給を制限するので、欠乏症になる。

 

pHが7より低い場合は酸性土壌

マンガン・鉄・銅・亜鉛・ホウ素などの金属系栄養素が溶けやすく、これらの栄養素の過剰症になる。また、根の伸長を強く抑制する(細胞分裂を停止させる)。

リン酸と結合し不溶性のリン酸アルミニウムとなり、根からのリン酸吸収を阻害する。

 

ミミズの糞は弱酸性の性質を持っており、畑のpH値を安定させる。

 

土の粒子のサイズで大別すると、粘土(芳醇、丸み)、シルト(果実味の豊か)、砂(繊細)、砂利(アルコール度数が高い)に分けることができ、これらの混合物が土壌。

サイズが大きくなると、水はけがよくなり、小さくなると水分を保持する。

 

母岩の性質別土壌の種類

火成岩
 玄武岩 鉄を豊富に含む。錆びたような印象、酸化っぽい酸、灰のような印象
 花崗岩 PHが低い酸性土壌になる。ピリッとした酸味、さわやかさ(ミネラリティ)、より辛口、若いうちはアロマがおとなしめだが熟成とともに開く
堆積岩
 砂岩 水はけがよく、ライトボディでさらっと
 火打石 スモーキーな風味
 石灰岩 カルシウムが豊富で、生育期間終盤のブドウの酸度を保ってくれるため、一般的にしっかり熟しても酸が保たれる。
変成岩
 粘板岩 一般的な味わいは明確に把握されていない。
 片岩 タンニンが強くなる。

 

 

 

農法

手摘みか機械か

選果は振動するタイプか、畑で行うか

除梗するかしないか

全房か果粒のみか

どうやって破砕するか

破砕後、果皮を取り除くか、スキンコンタクトするのか

亜硫酸を添加するか、亜硫酸塩か亜硫酸液か亜硫酸ガスか

どんな発酵容器を使い、材質はどうするか

マロラクティック発酵させる

酵母は何を使うか

攪拌(バトナージュ)

【目次】
ワイン生産地の代表的な基盤岩マップ(pp. 4-5)
序章 ワインを生み出す土の世界 9
序文 11
はじめに 20
土壌とは 30
正しいワイン造りとは 49
ワインの味わい方 66
第1章 火成岩(凝灰岩を含む) 79
玄武岩質土壌 82
 イタリア —— マウント・エトナ
 アフリカ北西岸沖 —— スペイン領カナリア諸島
 アメリカ北西部 —— オレゴン州ウィラメット・ヴァレー
凝灰岩質土壌 112
 イタリア —— アルト・ピエモンテ
花崗岩質土壌 122
 フランス —— ローヌ北部/ロワール地方ミュスカデ/ボジョレー地方
 スペイン —— リアス・バイシャス地方
火成岩質土壌産ワインのテイスティングノート 188
火成岩質土壌の産地早分かり表 194
第2章 堆積岩 195
石灰岩質土壌 201
 フランス —— ブルゴーニュ地方/ジュラ地方/シャンパーニュ地方/ロワール地方 トゥーレーヌ/ロワール地方 トゥーレーヌ ヴーヴレとモンルイ・シュール・ロワール/ロワール地方 トゥーレーヌ シノン ブルグイユ サン・ニコラ・ド・ブルグイユ/ロワール地方 アンジュー・ブラン
 イタリア —— ピエモンテ地方/バルバレスコバローロ
 スペイン —— リオハ地方
シレックス(火打石)質土壌 338
頁岩(泥岩)質土壌 340
重粘土質土壌 344
砂利質土壌 346
 フランス ボルドー地方
珪藻岩質土壌 357
堆積岩質土壌産ワインのテイスティングノート 359
堆積岩質土壌の産地早分かり表 366
第3章 変成岩 369
粘板岩質土壌と片岩質土壌 372
 フランス —— ロワール地方アンジュー・ノワール/サヴニエール/ラングドック=ルーション地方/フォジェール/バニュルスとコリウール
 スペイン —— ガリシアの粘板岩質土壌地域
 ドイツ —— モーゼル地方
片麻岩質土壌 427
 オーストリア —— カンプタール地方
角閃岩質土壌 434
変成岩質土壌産ワインのテイスティングノート 435
変成岩質土壌の産地早分かり表 440
終章 フランス孤高の地アルザス 441
アルザスの五十一の認定区画とその土壌の母岩 446
終わりに 458
謝辞 460
プロフイール 465
索引 [471-466]