タイトルは「後悔力」がよかったな。かんき出版だし。
そもそも僕は、「後悔先立たず」ではなく、「後悔後を絶たず」と後悔をとらえているので、
「やったこと」より「やらなかったこと」に後悔する。
まさに
何もしないことが一番のリスク by. ラリー・エリソン
反実仮想のパターン
下方の反実仮想(せめてもの幸いは〜):実際よりもっと酷い結果になっていた可能性を思い描く。
上方の反実仮想(もし〜していれば):実際よりもっと良い結果になっていた可能性を思い描く。
後悔がもたらす恩恵
①意思決定の質が改善する
②課題に対するパフォーマンスが向上する
③人生の充実感が高まる
後悔の深層構造
・基盤に関する後悔
もしやるべきことを正しくやっていたら
・勇気に関わる後悔
もしあのときリスクを取って行動していたら
・道徳に関する後悔
もし正しい行動をとっていたら
・つながりに関する後悔
もし私が手を差し伸べていたら
後悔への対処
・過去の行動を取り消す
・「せめてもの幸い」思考を実践する
後悔を認めることから始め
①セルフ・ディスクロージャー
→その経験を言葉で再現し、心の負担を軽くする
②セルフ・コンパッション
→その経験を当たり前のことと位置づけ、影響を無力化する
③セルフ・ディスタンシング
→その経験について分析して、戦略を立てる