赤穂浪士の討ち入りで陣太鼓を鳴らしているが、芝居上の演出である。
実際は夜陰に乗じて襲撃したので、太鼓をたたいて板は相手に気づかれてしまう。
五事七計
●五事(考慮すべき5つの項目)
1.道=集団の意志、大義名分、ビジョン
→自社の生存領域、企業の理念・目的
他にない価値の創造
2.天=自然環境、時流
→外部環境、社会情勢、市場ニーズ
3.地=戦場の特徴、地形の条件、地の利
→強み・独自ノウハウを生かすことが
できる事業領域、ポジショニング
4.将=リーダーの資質、必須能力
・智=知略、知恵があるか
・信=信頼を得ているか
・仁=仁慈、愛情に富んでいるか
・勇=決断力、率先して行動できるか
・厳=厳格さがあるか
5.法=組織編成、軍規、物資の補給方式
→組織の在り方
◆七計(敵と自分を比較する7つの基準)
1.主 孰れか有道なる
=どちらに道があるか
→理念・ビジョンが社員の士気を
高めているのはどちらか。
どちらの価値創造が素晴らしいか
2.将 孰れか有能なる、
=どちらのリーダーが有能か
→良い人材を幹部登用しているか
3.天地 孰れか得たる
=自然環境はどちらに有利か
→市場の状況
4.法令 孰れか行はる
=法令が行き届いているのはどちらか
→組織力、意思決定の早さ
5.兵衆 孰(いづ)れか強かる、
=兵力で勝るのはどちらか
→社員の資質、胆力
6.士卒 孰(いづ)れか練れたる、
=どちらの兵士がよく訓練されているか
→社員の熟練度
7.賞罰 孰(いづ)れか明らかなる。
=賞罰はどちらが公平に行っているか
→報奨、適正評価・査定