現代社会の課題:
多様性が尊重される一方で、社会には分断や同調圧力といった問題が広がっている。
他者性
従来の哲学における他者性は、自己と他者を区別し、理解し合うことを前提。
他者は理解不能な存在であり、それゆえに重要。
新実在主義における他者性は、世界は様々な意味の場から構成されており、他者はそれぞれの意味の場において異なる存在として現れる。
他者性はアイデンティティと同義ではない。
特定のアイデンティティがあるわけでなく、人間はお互いに異なる存在。
ソーシャルメディアはステレオタイプのアイデンティティを作り出す。
最も力のあるソーシャルメディアはフェイスブックでもツイッターでもグーグル。
検索結果が社会的活動によって左右される。
みずからの人間性を否定したいという願望以上に人間らしいものはない
タンリー・カヴェル
他者を、そして自分を「許す」
話し合い(フォーラム)は万能の解決策
対話を持ちようがない場合は自衛のみ。
民主主義
意見の相違による暴力沙汰を回避するために、利害当事者の妥協点を見出すこと
それぞれの間違いではなく正しさをみる。→ラディカルな中道
倫理教育
ルールを正当化する理由を示して、ルールを教える。
倫理は社会全体や組織のルール、道徳は個人の良心や価値観に基づいた行動
理想の政治の在り方
アイデンティティ政治 → 違いにこだわる政治 → 違いにこだわらない政治
他者の身になって「違い」を具体的にとらえる
同一性と差異性
同一性:
個人やグループが持つ共通の特性や属性。例えば、同じ国籍、同じ価値観、同じ趣味など。
→共感や連帯を生み出す一方で、排他的な集団意識や差別を生む可能性もある。
差異性:
個人やグループ間の異なる特性や属性。例えば、異なる国籍、異なる価値観、異なる趣味など。
→新たな視点や価値観の発見、創造的な活動の源泉となる一方で、誤解や対立を生む可能性もある。
毒親は一種の不死を手に入れるために子どもに執着する
他者との関係は束縛。自由と幸福をめぐるジレンマ。
自由とは正しい束縛を選択する能力
負の感情から抜け出す処方箋
→他者に対する怒りは、自分に対するもの
宗教
・フェティシズム(呪物崇拝)
・無限なるものに対する感性と趣味の表現
宗教とのつきあい方
宗教がフェティシズムを克服する手助けをすること
利他主義は間違い
→自分のための責任を果たすことは他者に対する責任を果たすことになる
