木の言葉
最初に葉を食べられたアカシアは、災害が近づいていることをまわりの仲間に知らせるために警報ガス(エチレン)を発散するのだ。警告された木は、いざというときのために有毒物質を準備しはじめる。キリンはそのことを知っているので、警告の届かない場所にある木のところまで歩く。あるいは、風に逆らって移動する。香りのメッセージは空気に運ばれて隣の木に伝わるので、風上に向かえばそれほど歩かなくても警報に気づかなかった木が見つかるからだ。
害虫は種類によって唾液の成分が違うので分類できるのだ。害虫の種類がわかったら、その害虫の天敵が好きなにおいを発散する。すると天敵がやってきて害虫を始末してくれる。
菌類は、インターネットの光ファイバーのような役割を担う。 細い菌糸が地中を走り、想像できないほど密な網を張りめぐらせている。
音を使ってコミュニケーションしている
Towards understanding plant bioacoustics
Towards understanding plant bioacoustics - ScienceDirect
大木が、どうやって水を木のてっぺんまで吸い上げているのかは、実はよくわかっていない。毛細管現象だけでは、地上何mまでも水を吸い上げることはできない。葉っぱの蒸散作用はあっても、それだけでも説明がつかない。
落葉の仕組み
翌年もつかう栄養は、葉から幹に取り込んで、樹木は葉と枝のつなぎ目に分離層をつくり、風が葉を吹き落してくれるのを待つ。葉を落とすことで活動期から、休息期に入ることができる。
睡眠
1981年、アメリカのある都市で立ち枯れたナラを調査したところ、その4%は、夜間に点灯している人工の光が原因だった。
教育
母親は周囲の成木とともに枝を広げ下に日光が届かないようにする。若木の葉に洩れる光はわずか3%だ。
植物は光合成で自ら栄養をつくり出す。光が多ければ生長も早く、少なければ遅い。だが、ゆっくりした生長は内部の細胞を細かくし、幹をしなやかにし、菌類などに対する抵抗力も強くする。時間をかけての生長は、寿命を長くするための条件だった。母親はそれを知っていて、最低限の光しか与えない。そして、月日がたち自らが朽ち倒れたとき、森の屋根に開いた穴からたくさんの日の光が子どもたちに注ぐ。
ヨーロッパのセコイアの木はあまり高く育たないのは、母親のいないところに植樹されるから
土の主な成分
・無機物:
砂、シルト、粘土:土壌の基本構成要素で、粒子の大きさによって分類される。
鉱物:岩石の風化によって生成され、ケイ素、アルミニウム、鉄、カリウムなどが含まれる。
・有機物:
腐植質:動植物の遺骸や排泄物が分解されたもの。
微生物:土壌生物。
樹木を薪として燃やそうと、森で分解されようと、同じ量の二酸化炭素が放出される。
樹木の汗→植物の蒸散作用
水蒸気を放出することで、体温を調整している
樹木は環境の変化に強い
・優れた気候耐性
・遺伝子の多様性
天然の森では、同じ種類の樹木でも遺伝子が大きく異なる。
