地球上の森林は増えている
地球上の森林は増えている!(田中淳夫) - エキスパート - Yahoo!ニュース
温暖化によって植物の生育が良くなった。
植林が増えた。
アマゾンは酸素を出す「地球の肺」?
菌の排出する二酸化炭素は、植物が光合成で吸収する分に匹敵する。
Science Advances 2021.1
温暖化が進むと植物の二酸化炭素を吸収する能力が大きく落ちる。
つまり、森林が二酸化炭素の発生源になる。
フロンティアーズ・イン・フォレスツ・アンド・グローバル・チェンジ
2021.3
アマゾンの熱帯雨林は地球の温暖化を助長している。
→森林が水没し、メタンガスを発生している
nature 2014.1
樹齢の高い樹木の方が、若い樹木よりも大気中の二酸化炭素を多く吸収している。
温度上昇によって、陸氷が解けるより、海水が膨張して、海面を押し上げる
ツバルの面積はサンゴ礁の成長によって拡大している。
ネイチャー・コミュニケーションズ 2018.2
砂漠に木を植えて森をつくろう?
→そもそも砂漠には水がない
森は水を増やさない。むしろ、消費して減らす。
江戸時代には雑草という概念はなかった。
刈り取った草は、家畜のえさや、たい肥になる。
・キノコは地中に菌糸を広げていて、地上に出てくる子実体は一部に過ぎないので、採取しても絶滅しない。
・世界的にはさほど人気の高いキノコではない
・マツは痩せた土地に生え、土壌が肥えると衰退する。つまり、マツタケは落葉も溜まらないような貧栄養状態のマツ林に生育する。
過小評価されている日本の森林の炭素貯蔵量
→日本の森林は太り続けている
Carbon stock in Japanese forests has been greatly underestimated
Carbon stock in Japanese forests has been greatly underestimated | Scientific Reports
古墳と神社の森は植林されたもの
本物の植生→潜在自然植生は幻
進化は自然破壊から始まる
草原は森より生物多様性は低い?
→生物は森より草原に多い。
ソメイヨシノの原木候補?「上野公園の小松宮彰仁親王像周辺の桜」
サクラは自家不和合性のため、おしべとめしべでは実らない。
ソメイヨシノにサクランボは実るケース
・ソメイヨシノ以外の山桜の花粉を受粉した
・枝代わり
自家不和合性の植物
・彼岸花
→たまたま持ち込まれた株が染色体が三倍体で繁殖しないものだったのを株分けして繁殖させていた。
→茎には毒がありますが、球根(鱗茎)にはデンプンも多く含まれている。水で毒抜きして、飢饉の際には救荒作物となる。
・月下美人
→現在は原産地から別の株が持ち込まれたので、交配できる
戦後は、菜の花の種子を輸入したほうが安く油を生産できるため、菜の花は栽培しなくなった。
遺伝子組み換えのセイヨウアブラナが在来種と交配している。
遺伝子組み換え植物と野生植物の交雑 | みんなのひろば | 日本植物生理学会
雑草を抑え、肥料効果もある外来種
ハチミツの自給率は7%
養蜂総生産額の98%がポリネーション(ミツバチによる花粉媒介の請負)
→ミツバチの巣箱を貸し出した方がハチミツ生産より儲かる
ミツバチが花粉を運んで実らせる農産物の生産額は農産物全体の35%
セイヨウミツバチは同じ花から採蜜し、集める量が多いので、ポリネーションに向いているが、ニホンミツバチのように熱殺蜂球形成ができないので、スズメバチに弱い。
本来の名前はオカダンゴムシという外来種。
日本にはもともと在来のダンゴムシはいるが山奥にしかいなかった。
セイタカアワダチソウは荒れて栄養がないところに育つので、
栄養豊富になってくるとほかのススキなどの方が強い、
西洋タンポポは繁殖力が強い(染色体が三倍体で受粉せずに単為生殖で種子を実らせる)ので在来種を隅に追いやっていたが、
最近、西洋タンポポが減っている。
西洋タンポポは交配をせずに増える種類なので、
そうすると同じ遺伝子ばかり持っている。
例えば夏がものすごく暑い、寒いというのがあると
一斉に適用できずに枯れてしまうと言うことが起こる。
→最近も二倍体の西洋タンポポが出現した。
現代のスギ花粉の飛散量と縄文時代の飛散量とさほど変わらない。
→寿命が伸び、花粉に敏感に反応するように身体や住まい環境を変えたしまった。
琵琶湖湖底堆積物に記録された過去100年間のスギ花粉年間堆積量の変化
林 竜馬, 兵藤 不二夫, 占部 城太郎, 高原 光
琵琶湖湖底堆積物に記録された過去100年間のスギ花粉年間堆積量の変化
ゴキブリの卵は、卵鞘(らんしょう)と呼ばれる殻でおおわれている。
間伐や枝打ちをすると木の周辺に空間が広がり、光合成が活発になり、おしべをつけて花粉が増える。
「間伐は林分雄花生産を最大2倍強増大させ、間伐で雄花生産を減らすには9割以上木を伐る必要があることが分かった」
「間伐による雄花生産抑制は間伐年には有効だが2年目以降は逆効果となる可能性がある。」
花粉症対策の嘘。間伐すればするほど花粉飛散量は増え補助金で潤うカラクリ(田中淳夫) - エキスパート - Yahoo!ニュース
花粉の殻は、マイクロプラスチックと同様になかなか分解しない。
マイクロプラスチックは有害か
マイクロプラスチックは有害なのか? | Nature ダイジェスト | Nature Portfolio
Microplastics are everywhere — but are they harmful?
Microplastics are everywhere — but are they harmful?
和紙の材料のコウゾ、ミツマタのほとんどが輸入品
コウゾの国内自給率は50%以下。
和紙の森づくり!耕作放棄地に和紙の苗を植えよう! – ヒダスケ!
さらに、かみすきに、木質パルプや古紙をまぜている。
すき工程では、トロロアオイではなくアクリルアミド
国産ウルシの生産量は消費量の5%
地球上で約8憶人が飢餓に苦しんでいる。
耕地の6割て穀物を作れば全人類は飢えない。
つまり、儲からない農地が放棄されている。
環境問題は“行列への割り込み”と一緒
環境問題は“行列への割り込み”と一緒(田中淳夫) - エキスパート - Yahoo!ニュース
特急列車の自由席に乗り込むために、ホームに長い行列ができていた。そこに遅れてやってきた3人の女性が先頭付近で待っていた友人と合流、割り込んだ。もともと4人で旅に出る予定で、4人まとまった席が取りたかったので一人が早くから並んでいたのである。
割り込まれたすぐ後ろの人はどんな反応をするだろうか。ムッとするかもしれない。しかし、声を挙げて抗議するケースは少ないだろう。なぜなら、3人が割り込んだぐらいで自由席はなくならない。多分、自分も座れるからである。
当然、彼女らの前の人々も座れるからまず文句を言わない。自分の後ろの列で起きたことに気にも止めない。
ただ列がどれだけ延びているかが問題である。並ぶ人々全員が最終的に座れるのなら、目くじら立てるほどのことではない。しかし、最後列の人たちの中に座れないケースが出た場合は……。
彼らが座れないだけでなく、乗り込めないほど混んでいるケースだって想定できる。ラッシュアワーの満員電車のように。
やはり割り込んだ彼女らは、迷惑をかけているのだ。
しかし、悲しいかな最後列の人は先頭に文句をいう余裕はないだろう。列が長く延びていたら前の様子が見えないし、文句を付けるために今の位置を離れるのも難しい。
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目次
はじめに ――森を巡る情報の「罠」
第1章 虚構のカーボンニュートラル
1.地球上の森林面積は減少している?
2.アマゾンは酸素を出す「地球の肺」?
3.間伐した森は「吸収源」になる?
4.森林を増やせば気候変動は防げる?
5.老木は生長しないから伐るべき?
6.温暖化によって島国は水没する?
7.砂漠に木を植えて森をつくろう?
第2章 間違いだらけの森と水と土
1.「緑のダム」があると渇水しない?
2.「緑のダム」があると洪水は起きない?
3.木の根のおかげで山は崩れにくい?
4.森は降雨から土壌を守ってくれる?
5.黄砂は昔から親しまれる気象現象?
6.植物もパンデミックに襲われる?
第3章 日本の森を巡る幻想
1.マツタケが採れないのは、森が荒れたから?
2.古墳と神社の森は昔から手つかず?
3.日本の「本物の植生」は照葉樹林?
4.日本の森は開発が進み劣化した?
5.植林を始めたのは江戸時代から?
6.生物多様性は安定した環境で高まる?
7.草原は森より生物多様性は低い?
第4章 フェイクに化ける里山の自然
1.ソメイヨシノにサクランボは実るか?
2.外来草花が日本の自然を浸食する?
3.堤防に咲く花は、遺伝子組み換え植物?
4.街路樹は都会のオアシスになる?
5.ミツバチの価値はハチミツにあり?
6.外来生物は在来種を駆逐する?
第5章 花粉症の不都合な真実
1.造林したからスギ花粉は増えた?
2.枯れる前のスギは花粉を多く飛ばす?
3.スギを減らせば花粉も減る?
4.舗装を剥がせば花粉症は治まる?
5.花粉症はスギがもたらす日本だけの病?
6.マイクロプラスチックは花粉症より危険?
第6章 SDGsの裏に潜む危うさ
1.桜樹は日本人の心だから保護すべし?
2.和紙も漆も自然に優しい伝統工芸?
3.木材を使わない石の紙は環境に優しい?
4.再生可能エネルギーこそ地球を救う?
5.パーム油が熱帯雨林を破壊する?
6.農薬や除草剤は人にも環境にも危険?
7.人口爆発のため食料危機になる?
終わりに――行列の後ろを見るために
