共通の構造
体の構造: ヒトと魚は同じ脊椎動物であり、骨格の基本的な構造が似ている。
脳: 脳の主要な部分(大脳、間脳、中脳、延髄、小脳など)は共通。
内臓: 多くの内臓器官(食道、肝臓、腸、腎臓など)が共通。
感覚器官: 目や鼻、口、歯など、多くの感覚器官に共通する部分がある。
呼吸: ヒトは肺呼吸、魚はえら呼吸ですが、どちらも酸素を取り入れて二酸化炭素を排出するという呼吸の仕組み自体は共通。
生命の仕組み: ヒトと魚を含む全ての生物は、共通の遺伝子の仕組み、タンパク質を作る仕組み、そして共通の代謝系を持っている。
手
上腕に一個の骨、前腕に二個の骨、手首に九つの小さなな一団の骨、五本の指を構成する一連の棒状の骨。

ティクターリク 手首をもつ魚

歯
皮膚から、体毛、羽毛、乳腺、歯となった。
4つの䚡弓が顎や耳の骨,顔面神経や三叉神経に分かれていく

3胚葉

Hox遺伝子
全ゲノムの3%がさまざまなにおいを検出するための遺伝子に割り当てられている
光受容細胞が全身の感覚細胞の70%
人間の光受容にはビタミンA由来のものとタンパク質由来のものがある。このタンパク質由来の「オプシン」は、ビタミンA由来の分子「レチナール」と結合し、「ロドプシン」というタンパク質を形成することで、視覚や体内時計などの光の受容を担っている。この基本的な仕組みは、魚類などの原始的な生物からヒトまで、多くの動物で共通。
耳小骨
・ツチ骨(槌骨
・キヌタ骨(砧骨)
・アブミ骨(鐙骨)
目次
第1章 内なる魚を見つける
第2章 手の進化の証拠を掴む
第3章 手の遺伝子のかくも深き由緒
第4章 いたるところ歯だらけ
第5章 少しずつやりくりしながら発展していく
第6章 完璧な(ボディ)プラン
第7章 体づくりの冒険
第8章 においのもとを質す
第9章 視覚はいかにして日の目を見たか
第10章 耳の起源をほじくってみる
第11章 すべての証拠が語ること
