「料理の四面体」という書籍があるが、ワインは四次元(もしかしたら多次元)だと思う。
マスター・オブ・ワインのJancis Robinsonは、「縦(骨格)」、「横(口中の広がり・厚み)」、「奥行き(複雑さ・余韻)に加えて「時間軸」としている。この時間軸は飲んでいる間のボトルやグラスでのワインの変化を指しているが、ボトルをセラーで寝かしている長期熟成軸もいれるべきだと思う(両方とも酸化ではあるが)。Jancis Robinsonの立体表現で興味深いのは、縦と横は相対的なものであること。
つまり、コングスガードでは、ハドソンヴィンヤードが約70%で横に広がる味わい(奥行き)、ハイドヴィンヤードが約30%で縦に伸びていく味わい(余韻が残る)と表現されているが、ハイドをメインして、ハドソン以外のブドウを使うことで縦と横は入れ替わる可能性がある。

[コラム]Jancis Robinson のテイスティング・ロジック
チャッピーの便利なところは暗黙知というかドキュメント化されていないことを生成してくれることだと思う。ゆえにハルシネーションも発生する。明文化されていないけど、The Oxford Companion to WineやHow to Tasteからチャッピーが抽出したものらしいので、正しいかどうかはわからない。
マスター・オブ・ワインのJancis Robinsonは、ワインを「縦(酸・骨格)」、「横(果実味・ボリューム)」、「奥行き(複雑さ・余韻)に加えて「時間軸」ととらえている。また、マイクロ・オキシジェネーションの考案者はPatrick Ducournauは縦と横の二次元でとらえている。
縦(骨格)
要素:
* 酸
* ミネラル
* 塩味
* 緊張感
横(口中の広がり・厚み)
要素:
* 果実密度
* グリセロール感
* 樽由来のボリューム
* 旨味濃度)
奥行き(複雑さ・余韻)
要素:
* 香りのレイヤー
* 余韻の変化
* 地質感
* 熟成ポテンシャル
時間軸
要素:
* 最初の印象
* 中心構造
* 余韻