「「の」の効用」⇒「「の」によってもたらせられる効用」 「日本語の文法」⇒「日本語が備えている文法」 「仕様書の場合」⇒「仕様書を書く場合」 「明日の天気」
軽い気持ちで調べたらたいへんだった。
- 格助
- 連体修飾語を作る。
- 後続する名詞との所有、所在、所属、行為者などの関係を表す。
- 連体修飾語を作る。
「私の本」
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- 性質・状態・材料などを表して下に続ける。
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「花の都」
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- 人間・数量・位置・論理などについての関係を表す。
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「私の身辺」
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- 同格の関係を表す。現代語では「ところの」「との」の形をとることがある。
- 「小説家の赤川氏」
- 「ビールの冷やしたやつ」
- 動作性名詞に付いて、その動作、作用の主が後ろの名詞であることを表す。
- 同格の関係を表す。現代語では「ところの」「との」の形をとることがある。
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「操業中の漁船」
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- 後ろの動作性名詞が表す動作、作用の主体、対象であることを表す。
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「彼の援助で助かる」
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- 「ごとし」「ようだ」「こと」などを続いて言って、実質や内容を表す。
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「リンゴのように赤い」
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- 従属句の主格、対象語格を表す。
「私の読んだ本」
- 準体助
「のもの」など、名詞に準ずる意味に用いられる。
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- 名詞に付いて、「のもの」の意を表す。
「ぼくのがない」
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- 活用語の連体形に付いて、その活用語を体言と同じ資格にする。
「リンゴは赤いのがいい」
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- (「のだ」「のです」「のだろう」などの形で)確信的な断定や推定を表す。
「ついに失敗したのである」
- 並立助
用言その他の語に付いて、物事をいくつも並べあげる場合に用いる。
「なんのかのとうるさい」
- 終助
- 文末に用いて、感動の意をこめる。だなあ。
「にくいやつの」
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- (下降調のイントネーションを伴って)断定の意を表す。
「だめだったの」
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- (上昇調のイントネーションを伴って)質問の意を表す。「のか」の形をとることもある。
「だれがしたの」
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- 念を押す気持ちを表す。「のよ」「のね」などの形をとることもある。
「道草しないで帰るのよ」
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- 文末に用いて、感動の気持ちをこめ、同意をうながしたり念を押したりする。だね。
「ずいぶん大きくなったの」
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- (強いイントネーションを伴って)命令の意を表す。
「だまって歩くの」
- 間投助
- 文節末に用いて、言葉の調子を整える。ね。
「そうしての、とうとう死んでしまったとさ」