原書タイトルはYou and I Eat the Sameですが、和名タイトルも
酔っ払いには国境がないと思っているので、共感できる。
文中でてきた「ブラックアンガスステーキ」は私のサニベールの定宿の近くにあり、高級店ではなく、むしろ、ファミレスのようなところです。訳注がないと真意が伝わらないと思った。
なお、編集のMADをノーマのレネ・レゼピが率いるとはつゆ知らず読んでしまった。
目次のタイトルがいかしている
目次
・人間は、平たいパンで肉を巻く(アラリン・ボーモント)
・いろんなことは、フォークの持ち方で決まる(ウェンデル・スティーブンソン)
→The Rituals of Dinner(テーブルマナーの起源) (Penguin Cookery Library) Margaret Visser
→Much Depends on Dinner(いろんなことはディナーで決まる) Margaret Visser
・メノナイト・チーズはメキシコのチーズ(マイケル・スナイダー)
・行く先々でカレーは育つ(ベン・マーヴィス)
・あなたの火とわたしの火は、同じように燃える(アリエル・ジョンソン)
・フライドチキンは、共通の土台(オサイ・エンドリン)
・一粒の実がすべてを支配する(ティエンロン・ホー)
→フムス(ヒヨコ豆とタヒーナ(ゴマ)を混ぜたもの)
・この土地に根を下ろしたものは、この土地のもの(レネ・レゼピ)
→ニシュタマリゼーション(英語: Nixtamalization)とは、トウモロコシをはじめとする穀物をアルカリ水で処理する方法である。メソアメリカの食文化において重要であり、紀元前2000年のオルメカ文明の時代に始まったとされる。
・木の葉が食べ物を湯気で包む(アラリン・ボーモント)
・食べ物は世界の入り口(ビニ・プラダン、ヒーナ・パテル、イサベル・カヴディーリョ)
・食べ物は変化する(トニー・タン)
・よい素材はじっとしていない(ジェムレ・ナーリン)
・人類は、なんでも食べる(アラリン・ボーモント、マリッサ・ゲリー)
・料理の違いが差異を生む(クリシュネンドゥ・レイ)
・「エスニック」でないレストランなど存在しない(ポール・フリードマン)
・パクチーはどこにでも存在する(アラリン・ボーモント)
・誰もが、よい物語を求めている(ルーク・ツァイ)
→モンゴリアンバーベキュー、ボストンピザなど純粋に料理を説明する名前より、人の気を引く名前を付けたがる。
・醤油は日本から持ち出してもいい(デイヴィッド・ジルバー)
・コーヒーは命を救う(アーサー・カルレトワ)