日本には、SIerは存在しない

アメリカにSIerが存在しないで、日本に存在するという理由としてして、以下の理由をあげている方がいます。

アメリカでは、プロジェクトごとに技術者を雇用したり、解雇できる。日本では、解雇しにくいので、SIerが存在する。

これはSIerという名の人材派遣会社であって、SIerではありません。これをもって、「アメリカにSIerが存在しないで、日本に存在する」と論じるのは無理があると思います。したがって、人材派遣会社があるかどうか議論であるべきです。面白いのは、このSIerの定義が正しいとすると、お役所の統計資料では、IT業界から、派遣業は除かれているので、統計上、日本には、SIerは存在しないことになります。
ここで、派遣により開発されたシステムは、IT資産として計上できるのか、疑問をもってしまいます。
で、アウトソーシングサービスを行っている会社のことをいいたかったとして、アウトソーシング自体が舶来ものだからね。いずれにせよ、SIerの存在の有無を議論して、なにがいいたかったのかはいまだに不明。