「暗渠」とは、「地下に埋設された水路」を指すらしいが、本書では、「以前川や水路だった場所全般」も「暗渠」と再定義している。
ちなみに、僕は別段「暗渠」ファンではない。
ただ、子供のころからなじんでいる地名が出てきて懐かしい。
立会川は歴史的な経緯で、道路と公園が交互に暗渠になっているらしい。
千川通りは通学経路、ここは上水路だったと確かに習った。
高島平団地の前谷津川は、わざわざ団地のなかを貫くように流れを変えられたらしい。
石神井川(神田川)とともに育ったので、この神田川とはつながっていないけど、松戸にも石神井川は流れている(まさに本書のテーマでもある暗渠のため、見たことはない)
本書に書かれていないが、川は市のものであっても、市の一存では暗渠化できないというのは興味深い。
https://www.matchcontact.net/faq_matsudo/faq.asp?faqno=MAT01541&sugtype=-1
水路を通路とする場合にも、水路沿いにお住まいの方の中には、人が通らない水路だからその土地を買われた方もいらっしゃることから、水路の両側にお住まいの方々のプライバシーの観点から市が独自に通行を許可することは出来ません。水路沿線の方の同意を頂く必要があります。
「人が通らない水路だからその土地を買う」ということもあるんだなぁ。